結婚相談所で年の差婚!成婚するコツを解説
【記事公開日】2024/11/13
【最終更新日】2024/11/13
目次
「結婚相談所で出会った相手がすごく年上だった」「10歳離れた相手と結婚したいけど、大丈夫?」…歳の差婚にはこうした不安がつきものです。結婚相談所で偶然知り合った相手ならなおさらでしょう。
この記事では、結婚相談所で年の差婚を成功させたカップルの実例や、年の差婚のメリット・デメリット、そして成婚するコツまで詳しく解説していきます。
【結婚相談所】年の差カップルの成婚(婚活)体験談
歳の差婚は、全体的に見ればレアケースです。人口動態統計を見ると、いわゆる歳の差婚は全体の1割弱といったところでしょうか。
その一方、芸能人やお笑い芸人が歳の差婚をしたニュースが大きく報じられることもありますよね。この章では、実際に結婚相談所で抵抗なく年の差婚を成功させたカップルの体験談を見てみましょう。
男性49歳×女性35歳
「下の子が生まれてすぐに夫が亡くなり、男の子には父親が必要と思い再婚を考え、その中で彼と出会いました。
彼のご両親は鹿児島から出てきて一代で今の事業を築き上げた方です。しかも私の生まれ育った町で。
サンマリエのおかげで人生を再スタートすることができました。子供は、なついてくれているし、義兄に子供がなく、向こうのご両親が「連れておいで、連れておいで」と、私の子供をとてもかわいがってくれています。もう、いろんな心配も不安もいらない。今、とっても幸せです」
ツヨシさん(49)×リエさん(35)の婚活体験談
男性27歳×女性33歳
「年上の方で落ち着いていたので好印象でした。年上の女性に引っ張っていって欲しいと思っていたので、そういった理想にぴったりの方だと思い(プロポーズを)申し込みました」
シュンイチさん(27)×ナナミさん(33)の婚活体験談
男性47歳×女性36歳
「 妥協しなきゃと思うのをやめて、この人ならって思える相手に出会える事を信じてお見合いを続けてみた。毎回の休みをお見合いとデートに費やす事は辛かったけど、必死になるより楽しむ方向にマインドを変えてみたりした。話しやすくて安心感があって、穏やかでとても素敵な人だと思った」
ツヨシさん(47)×アユミさん(36)の婚活体験談
男性34歳×女性44歳
「一緒にいる時も素のままの自分でいられ、何でも話せそうと思いました。今まで化粧を全くしてなかったが、できるようになるなど、ためになることが多かった」
ケイイチさん(34)×ヒカリさん(44)の婚活体験談
年の差婚のメリット
年の差婚には色々なエピソードがあることがわかりました。実際、どのようなメリットがあるのでしょうか?カップルの体験談から重要なエッセンスを抜粋してご紹介します。
経験豊富なパートナー
年上パートナーの持つ豊富な人生経験は、歳の差婚の大きな魅力です。
相手が年上の場合、恋愛や家庭生活だけでなく、仕事や人付き合い、美味しいレストランや旅行先など、さまざまなライフイベントを若いうちから楽しむことができます。逆に、相手がすでに経験した失敗から学び、自分の人生をより良くすることも可能です。
例えば、仕事で悩んだ時、年上パートナーから的確なアドバイスをもらえるかもしれません。また、転職や親の病気、住宅購入などの人生の岐路に立った時に、頼りになる存在となってくれるでしょう。
新しい視点を得られる
年の差カップルは、異なる世代から得られる新鮮な視点や考え方を共有することができます。
例えば、昨今の20代前半世代を「Z世代」ということがありますよね。生まれた時から「ミクシイ」があり、インスタグラムやYouTubeなどのSNSと育ってきた彼らの人生は、「ポケモン」よりも「妖怪ウォッチ」が懐かしく、消費よりも体験により大きな価値があり、ネット上の見知らぬ人とも仲良く、インフルエンサーの言うことを参考に買い物をします。20代後半以降の「ミレニアル世代」と大きく異なるものです。
こうした価値観の違いを知り、受け入れることで、お互いの成長に繋がるだけでなく、新たな価値観を生み出す可能性も秘めています。
安定した関係性
年上のパートナーが経済的、精神的に安定していることが多いのもメリットです。
すでに仕事で一定の収入を得ていたり、実績や業績を安定させていたりすることから、お金に苦しむことが同年代よりも少ない傾向です。お金のリテラシーもしっかりとしています。
また、人生経験が豊富なぶん、些細なことで焦ったり、ちょっとした失敗を悔やんだりといったことも、若い世代に比べると少ないと言えます。
年の差カップルは、安定した関係を築きやすい傾向があります。穏やかな日々を過ごせるかもしれませんね。
年の差婚のデメリット
いしかし、年の差婚には、デメリットも存在します。
価値観の違い
年の差カップルは、育ってきた環境や経験した時代背景が異なるため、価値観の違いに直面することがあります。
この価値観の違いを乗り越えられれば、刺激的で創造的な夫婦生活も考えられますが、どうしても受け入れられない価値観もあるでしょう。例えば若い人によく見られる「クルマやブランドなどに全く興味がない」「デート中もよくスマホを見ている」といった行動は、上の世代にとっては非常識かもしれません。
こうした価値観の違いが夫婦生活、例えば家計や子育てといった部分で露見すると、夫婦ゲンカの原因になってしまうかも。お互いの意見を尊重し、柔軟な対話を心掛けることが重要です。
周囲の反応
社会の偏見や周囲の反応は、年の差婚のカップルにとって大きな壁になることがあります。どちらの友人にも、少なくとも1回は「えっ…」って言われるでしょう。また、家族によっては「相手はすぐに定年退職するし、介護が必要になるし、死んでしまうからロクなことがない」「出産や育児のリスクが大きすぎる」「絶対にお金目的だ」など勝手な推測をされ反対される可能性だってあります。
しかし、お互いを深く理解し、信頼関係を築くことができれば、外部からの圧力を乗り越えられるはずです。周りの意見に惑わされず、二人の絆を信じる気持ちが大切です。
将来の不安
年の差がある場合、健康面やライフプランにおいて将来への不安を感じることがあります。
そのため、将来に対する話し合いを早めに持ち、安心して生活できる計画を一緒に立てることが大切です。例えば、将来の介護や、病気のリスク、老後の生活について、具体的に話し合っておく必要があるでしょう。保険や貯金、投資、老後の生活などを、同年代の夫婦よりもちょっと早めに考えておく必要があります。
結婚相談所で年の差婚をするコツ
さて、ここまでメリットやデメリットをいろいろ見てきました。
年の差婚を成功させるためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?
固定概念にとらわれない
年の差婚を成功させるためには、年齢に関する固定概念にとらわれず、お互いの個性や魅力を大切にすることが重要です。
相手の内面の美しさは、年齢と関係ありません。相手をよく見て、尊敬できる部分や、惹かれる部分を見つけることが大切です。
世代間ギャップを埋めるコミュニケーションを意識する
価値観の違いや世代間のギャップを埋めるためには、コミュニケーション能力が非常に重要です。
お互いの考えを正直に話し合い、理解し合う努力をしましょう。なかには一周回って「親と話している気分」というカップルもいるでしょう。ある意味で世代間のギャップを埋められるいい視点なのかもしれませんね。
紹介型(仲人型)の結婚相談所を選ぶ
年の離れた相手に何度申し込んでも断られてばかり…という場合、紹介型の結婚相談所を選ぶことも検討してみてください。
専任担当者がサポートしてくれるところが多いので、自分と相性の良い相手を紹介してもらえる可能性が高くなります。
また、年の離れた相手との交際で悩んだときも、担当にいろいろ相談できるので心強いでしょう。
時間がかかることを肝に銘じる
年の差婚をしたいと考えていても、10歳以上離れた相手への申込は断られることが多いのが現状です。
結婚相談所であっても同年代の相手を希望する男女が非常に多く、わざわざ年の離れた相手を選ぶ人は決して多くはありません。
どうしても年の差婚がしたいと思っているのなら、通常の活動よりも長期間になることを念頭に置いておきましょう。
うまくいかない時は少し条件をゆるめてみる
たとえば15歳以上年下の女性のみを希望している50代男性や、年下の男性にばかりターゲットしている女性は、一度条件設定を見直してみることも有効です。
年が離れた相手を希望している人は少数のため、運のみの活動では時間ばかりかかってしまいます。
少し条件範囲を広げ、いろいろなタイプの相手と出会うことで、年齢や条件だけではない新しい理想が生まれるかもしれません。
まとめ
結婚相談所では、年齢差にとらわれず、自分にぴったりのパートナーを見つけることができます。「年上が好き」「年下が好き」といった個人の好みに合わせた婚活ができるほか、「同年代よりも歳の差があったほうが話しやすいことに気づいた」など、新しい発見につながる場合もあります。
年の差婚には、メリットだけでなくデメリットも存在しますが、お互いを理解し、尊重し合うことで、幸せな結婚生活を送ることができるでしょう。
同年代しか見てこなかった方には新たな婚活のヒントに、いま歳の差カップルのお二人には一歩踏みだす勇気につながれば幸いです。
望月 昭男
サンマリエ結婚カウンセラー(仲人)
カウンセラー歴25年