• 結婚相談所がはじめての方へ
  • サービスについて
  • 選ばれる理由
  • 店舗情報
  • 婚活体験談
結婚願望はあるけど…Z世代が抱える結婚への不安、それでも結婚したい理由

結婚願望はあるけど…Z世代が抱える結婚への不安、それでも結婚したい理由

【記事公開日】2024/9/24
【最終更新日】2024/9/24

1996年生まれ以降の世代を「Z世代」と呼びます。それまでの「ミレニアル世代」とは異なる価値観を持つ一方で、若者文化を理解するためにはZ世代への理解は避けて通れません。
特に、Z世代は「結婚」に対する興味・関心が他の世代よりも高い一方、結婚に対して強い不安を持っている世代でもあります。詳しく解説します。

Z世代が抱える結婚に対する経済的な不安

Z世代はいわゆる「就職難」とは無縁の世代ながら、「失われた30年」のなかで人生が完結しており、年齢とともに給与が上がっていくというそれまでの常識に対し、強い疑問を抱えています。そのため、なにかと経済性が重要になる「結婚」というイベントに対しても、ネガティブな考えを持つ傾向です。

低賃金、低収入

近年、Z世代は以前の就職氷河期と比べれば就職の機会が増えていると言えますが、それでも非正規雇用の増加や賃金の伸び悩みといった問題が依然として存在しています。特に、正社員としての安定した雇用を得るのが難しい状況は多くの若者にとって現実です。

サンマリエが調査した「Z世代の結婚に対する意識調査」によると、Z世代の64.9%が結婚に対して「経済的な不安」を感じているというデータがあり、この不安が結婚への意欲を削ぐ要因になっていることは否めません。結婚後の生活設計を考える際、将来的な収入の不安定さは重要な懸念材料です。

また、Z世代にとっては、将来に向けた貯蓄や投資も大きな課題です。就職直後からの低賃金が続くことで、結婚や家の購入といった大きなライフイベントに対する準備が遅れることが多く見られます。安定した収入が得られるまでは結婚を考えにくいという意識が強く、経済的な理由で結婚を躊躇している人が多いようです。

生活費の高騰

さらに、Z世代が感じているもう一つの大きな不安は、生活費の高騰です。日々の生活に欠かせない物資やサービスの価格が上昇し続けているため、家計の負担が増しています。

これにより、特に都市部での生活が厳しさを増しており、家賃や光熱費、食費などの固定費が高騰する中で結婚後の生活を維持することへの不安が強くなっています。調査では、49.1%のZ世代が「物価の上昇が結婚に対する不安の一因になっている」と回答しており、また35.5%が「非常に大きな影響を与えている」と感じています。
こうした経済的なプレッシャーがある中で、Z世代は結婚を慎重に検討せざるを得ない状況です。結婚はただ家族を持つという意味だけでなく、経済的な安定を前提にしたライフイベントであるため、現在の不安定な経済環境は結婚の決断をさらに難しくしています。

Z世代が抱える結婚に対する不安

こうした金銭的な課題がある一方で、大手企業で働いたり、独立・起業したりして成功している若者であっても、結婚に対しては不安を抱えています。なぜでしょうか。

親や周囲の期待

Z世代にとって、結婚は個人の選択という側面が強まってきていますが、それでも親や周囲の期待を無視することは難しい状況です。特に、親世代からの「結婚して当然」「子どもを持つのが普通」といった価値観は依然として強く残っており、これがプレッシャーとなって結婚に対する迷いを感じさせています。実際に、16.5%**のZ世代は「家族や周囲の期待に応えたい」という理由で結婚を希望していると答えています。しかし、こうした外的な要因があることで、時には自分の本当の気持ちとの間にズレを感じることもあるでしょう。

また、親や周囲からの結婚に対する期待が強いほど、結婚生活への不安も大きくなります。「失敗できない」「親の期待を裏切れない」というプレッシャーが、結婚そのものへの恐れにつながっているのかもしれません。

キャリアと家庭生活の両立

Z世代にとって、結婚後もキャリアを続けたいという意識は非常に高いです。特に女性は、これまでの世代よりも積極的にキャリアを追求し、家庭と仕事の両立を目指しています。

先述の調査によると、45.5%のZ世代が「仕事と家庭のバランス」を重視しており、結婚後もキャリアを諦めることなく続けたいという意識が強く見られます。また、パートナーとの相互理解や協力も重要な要素であり、8.2%の人が「お互いのキャリアを支援し、尊重し合う」ことを理想の結婚像として挙げています。

このように、Z世代は結婚後もキャリアを追求し、夫婦で協力し合いながら家庭生活を築いていくことを目指しています。キャリアと家庭の両立は簡単ではありませんが、Z世代にとっては譲れない重要な価値観となっているのです。

離婚率の増加

Z世代は、離婚を現実的なリスクとして捉えています。彼らは、結婚が必ずしも永遠の幸せを約束するものではないという認識を持っており、そのため結婚に踏み切る前に慎重な判断が必要だと感じています。離婚率の増加が、結婚に対する不安の一因となっていることは否定できません。Z世代は「結婚しても幸せになれるとは限らない」という考えを抱いており、結婚前に相手との相性や価値観を深く見極めることを重視しています。

子育ての負担

少子化が進んでいる一方で、子育てにかかる費用や時間の負担が増加している現実もあります。特に、教育費や生活費が共働き前提としたレベルまで増加する中で、子育ての負担が大きな不安要素となっています。

調査によると、53.6%のZ世代が「子育てに対する不安」を感じていると回答しており、特に仕事と子育ての両立が難しいと感じている人が多いようです。

男女共に育児に参加するという意識は高まっているものの、実際に両立するための環境が整っていないことが、さらなる不安を生んでいます。

Z世代が考える理想の結婚

では、Z世代が結婚に踏み切るような環境…言い換えれば「理想の結婚」とはどのようなものなのでしょうか。調査をもとに見ていきましょう。

ワークライフバランスの実現

Z世代にとって、結婚生活において重要なのは、仕事と家庭のバランスを取ることです。45.5%の人が「仕事と家庭のバランス」を理想の結婚生活の条件として挙げており、プライベートの時間を大切にしながらキャリアも充実させたいと考えています。

また、仕事一辺倒ではなく、家族との時間や個人の時間を尊重することが重要視されており、家庭内での役割分担や時間管理が求められています。

趣味や自由時間の確保

結婚後も趣味や自己実現を追求することを重視しているZ世代も少なくありません。調査では、15.5%の人が「趣味や自己実現」を結婚生活の中で大切にしていると回答しています。夫婦として一緒に過ごす時間を大切にしつつも、個々の自由な時間を確保し、それぞれが自己成長を続けていくことが、Z世代の理想の結婚像です。

育児休暇や家事分担

Z世代は、育児休暇を取得し、男女共に家事や育児を分担することを理想としています。特に、育児におけるパートナーの協力が得られることで、女性もキャリアを諦めることなく育児と仕事の両立を目指すことができます。これにより、夫婦間での負担の公平さが保たれ、より良い家庭環境が築けると考えられています。

やっぱり子どもが欲しい

Z世代の多くは、結婚の一つの目的として「子どもを持つこと」を挙げています。50.5%が「子どもが欲しいから結婚したい」と答えており、**57.1%**の人が子どもを2人希望しています。子どもを持つことで家庭がより充実するという考えが、Z世代の中で根強く残っていることがわかります。

経済的な安定

結婚後も経済的な安定を望むのは、どの世代でも共通した願いですが、Z世代も例外ではありません。調査によると、41.8%の人が「経済的な安定」を理想の結婚生活の条件として挙げており、パートナーと共に家計を管理し、経済的な自立を目指すことが結婚生活の一部として考えられています。

まとめ

Z世代は、結婚に対する多くの不安を抱えながらも、その一方で理想の結婚生活に対して高い期待を持っています。
彼らにとって結婚は、単なる家族を持つという意味だけでなく、個人のキャリアや趣味、そして経済的な安定をバランスよく保ちながら家庭を築く複雑なプロセスです。
Z世代の持つ新しい価値観を理解し、彼らの理想に寄り添ったサポートが求められる時代となっています。

無料婚活診断テスト

記事監修者

再木 奈生

シニア産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/ポジティブ心理学コーチ

企業・教育現場において述べ100,000人以上の個別カウンセリングやスーパービジョンを実践中。
サンマリエでは、社員教育研修、会員向け婚活セミナー講師として活躍中
LINE友達追加
婚活診断テストバナー
昭和56年創業
「結婚相談所サンマリエ」
東証プライム上場グループが
運営する優良結婚相談所
東証プライム上場グループ サンマリエ
業界最大級の9万人以上の婚活中の会員から自由にお見合い相手を探せます。
真剣な出会いをお探しでしたら、ぜひお問い合わせください。
※IBJの加盟会員数を含みます。2024年7月実績(91,318名)

セキュリティ対策

安心して活動できる結婚相談所を目指して、JMICの倫理綱領・自主規制基準順守やセキュリティ対策に取り組んでいます。

サンマリエは、大切な個人情報を保護することを目的にプライバシーマークを取得しています。
JMICマークプライバシーマーク

全国の店舗一覧

東北
関東
中部・東海
関西・近畿
中国地方・四国
九州