結婚相談所では何人目に出会った人と結婚するの?婚活中のポイントも解説!
【記事公開日】2024/5/7
【最終更新日】2024/5/7
目次
結婚相談所を利用して婚活する際、少なくとも何人目まで会うべきでしょうか?いろいろな情報やデータがあるなかで、「何人まで会えば絶対にうまくいく」というルールはありません。年齢や性別によっても、状況は変わってきます。
今回は結婚相談所スタッフの視点で、何人目の相手と結婚すべきか?という都市伝説に切り込んでいきます。理想の交際期間やお見合い回数についても解説します。
結婚相談所で何人目のお相手と結婚するべきか?
結論から言えば、「結婚相談所で何人目のお相手と結婚するべきか?」の正解はありません。
しかし、結婚相談所利用者のデータはまとまっているため、今回はあくまで参考として、一般的に言われていることを解説します。
36.8%の法則があることも理解する
数学者マーチン・ガードナー氏が提唱した「36.8%の法則」というものをご存じでしょうか。少しでもいい相手と結婚したいという方には、知っておいてほしい数学的な法則です。
この法則は、「1人ずつ結婚相手の候補が出てきてその場でYES/NOを決めないといけない」「一度NOにした人とはもう会えない」という前提条件の場合、最初の36.8%は相手にせず、それ以降の相手からこれまでの人より優れた人を選ぶべきだ、という確率論です。
具体的には、例えば5人の候補がいるなら2人目(40%)まで、8人の候補がいるなら3人目(37.5%)まで、ひたすら分析に徹して、交際などはしない。そして全体の36.8%の人数を超えたら、それまでで最も良かった人の基準を上回る候補者を選ぶ、というもの。
確率論で考えた場合、これが最もいい相手と巡り合い、婚活を成功させる方法と言われています。婚活だけでなく、就職や買い物なんかでも当てはまりますね。
ただし、あくまで机上の理論のため、「相手から断られる」ということもあれば、「1人目が理想の相手すぎてほかを考えられない」ということもありえます。そのため、次の章から、実際の結婚相談所が公表しているデータをもとに何人目まで会うべきか考えていきましょう。
結婚相談所で成婚した人の平均お見合い回数
続いてのデータを見ていきましょう。IBJ「成婚白書」2023年版では、2023年に結婚した 13,516名の成婚データをまとめています。そのなかには、「平均お見合い回数」という数値が男女別に公表されています。
男性のお見合い平均回数は11回
まず、男性の平均お見合い回数は「11回」。平均交際人数は「5人」でした。
ただし、この数値は年齢によって2倍の差があります。20~24歳で婚活する人の平均お見合い回数は「6回」であるのに対し、35~39歳は「12回」でした。高齢になると、育児や出産、老後などを踏まえて、より慎重に相手を選ぶ傾向が強いのかもしれませんね。
女性のお見合い平均回数は10回
一方の女性は、平均お見合い回数「10回」、交際人数の平均は「4人」と、男性より少なめ。また年齢による開きも男性より少なめで、20~24歳の平均お見合い回数は「7回」に対し、35~39歳は「11回」でした。
結婚相談所で婚活する際のポイント
ここまでデータを見てきました。結婚相談所の場合、出会う人の全てが結婚を意識しており、効率的な出会いが可能です。ただし、忘れてはならないのは、結婚はハートでするもの、ということ。こうしたデータやスペックばかりに引っ張られるのも、もったいない話です。ここからは結婚相談所で婚活する際のポイントを解説します。
カウンセラーのアドバイスを素直に聞いてみる
まずは、カウンセラー(仲人)のアドバイスを実践してみることがおすすめです。
カウンセラーは婚活のプロ。相性の良い人の紹介や、振る舞いのアドバイスをくれます。身だしなみからLINE交換のタイミングまで熟知するスタッフもいます。最初のうちはアドバイスを素直に実行してみるのがおすすめです。
仮交際の期間にしっかり複数人とデートをしておく
また、結婚相談所でメジャーな流れは「お見合い」→複数人との「仮交際」→1人に絞っての「真剣交際」というステップで結婚相手を見つけるというもの。
真剣交際期間になると、相手を1人に絞らないといけません。だからこそ、仮交際の段階で色んな人とデートすることで、自分との相性が良い人を見極めるのが大切です。
稀に最初の1人が運命の相手、という人もいらっしゃいます。ただ、そうでない限りは、しっかり複数人とデートして、相性を見ておくのが安心です。
参考ページ:結婚相談所の仮交際(プレ交際)とは?期間やルール、上手な進め方を解説
理想を高く持ちすぎない
ここまで、複数人とのお見合いをオススメしてきましたが、1点注意すべき点があります。稀に、お見合いの数を重ねるともっと良い人がいるのではないかという気持ちになり、理想ばかりが高くなってしまう人がいます。これは婚活の失敗につながりやすいため、自戒すべき点と言えるでしょう。
36.8%の法則では、最初の基準を超えた人が理想の相手です。必ずしも相手からOKを貰えるわけではないですが、「この人は!」という人がいた段階で、お見合いや仮交際から次のステップである「真剣交際」を目指すべきでしょう。予め「お見合いは何回まで!」と決めておくのがいいかもしれませんね。
参考ページ:結婚相談所の真剣交際とは?伝え方やタイミング、交際の進め方を紹介
年齢が若い人の方が成婚しやすいということを受け止める
また、年齢に合わせた婚活プランを立てることも忘れずに。
IBJ「成婚白書」では、会員各年代の比率を分⺟、成婚者における各年代の比率を分子とした場合の「成婚しやすさ」を指標としています。
そのなかで、成婚しやすさの指標が100%を超える「結婚しやすい年代」は女性が20~34歳、男性は25~39歳であることが分かっています。
そのため、上記の年齢の人は婚活を始めるベストシーズン。カウンセラーのアドバイスを聞いたり、転職や副業などで年収を増やすことで、更に良い相手を見つけ出せる可能性も存分に秘めています。
半面、上記の年齢外で婚活する場合は、結婚相手の条件を緩めたり、じっくり婚活を進めたりといった入念なプランニングが大切になってきます。
婚活プランが決められない場合は、カウンセラーから年齢やライフプランに合わせた婚活を提案します。自身の年齢によって戦略を立てて、何人目まで出会うべきか、結婚相談所をどう活用するかなどを、ぜひ一度考えてみてください。
【番外編】結婚相談所サンマリエ会員の婚活データ
結婚相談所サンマリエでは86,403名の会員が2023年秋時点で在籍しています。ここからは番外編として、サンマリエ会員の婚活データを詳しく見ていきましょう。
入会から成婚までの活動期間は5ヶ月が最も多い
結婚相談所サンマリエでは、2022年に入会し、同年内にプレ交際を開始した会員12,437名の平均交際成立日数は「51日」でした。入会した次の季節には、もう誰かと交際を始める人が多いということになります。サンマリエには20代後半から40代までの男女が数多く登録しており、マッチング率の高さや充実したサポートにより、短期間での結婚につなげています。
1年以内の成婚率は76%
会員全体のうち、76%が1年以内に成婚をしています。なお、数値は2022年7月〜2022年12月の成婚退会者実績のものです。(成婚退会とは、結婚相談所の会員様同士が婚約・結婚の意思が固まっている状態。もしくはそれに近しい状態で退会すること)
出典:https://www.sunmarie.co.jp/
より早く、より良い人との結婚を目指す場合、婚活の選択肢に結婚相談所の利用を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
結婚相談所で何人目まで出会うかの明確な決まりはありませんが、結婚相談所を利用する場合は10人前後とお見合いをすることが多いということは覚えておきましょう。効率よく結婚を意識する会員同士で出会い、カウンセラーのアドバイスをもとに意中の相手を見つけ、交際することで、人生の伴侶と全く新しい生活を手に入れる事ができます。