結婚前に同棲するメリット・デメリットは?同居をはじめるタイミングや注意点も解説
【記事公開日】2024/4/17
【最終更新日】2024/4/17
目次
結婚を考えている相手と同居しようと思っている方の中には、「安易に同居してもいいのか」と悩んでいる方もいるはずです。
結婚前に同居することには、メリットだけでなくデメリットや注意点もあります。相手と結婚前に同居することに対して悩んでいるのなら、ぜひこの記事を読んでから再度検討してみてはいかがでしょうか。
婚前に同棲するメリット
結婚前に同棲するメリットには、主に「経済的なメリット」「お互いの性格や生活パターンがわかる」「将来の結婚生活を体験できる」の3つがありますので、それぞれについて詳しくお話していきましょう。
経済的なメリット
婚前に同棲すると、お互いの金銭感覚が付き合っているだけのときよりわかりやすくなります。
たとえば、お付き合いの段階では、デートのときの金銭感覚しかわかりません。そのため、「デートのときぐらいは」とお財布の紐が緩くなっていたけれど、実際は倹約家だったという可能性もあります。
同棲すれば本来の金銭感覚がわかり、衣食住へのお金の使い方の価値観をシェアできるようになるでしょう。
結婚後に経済面でトラブルになるケースは少なくありませんから、同棲の段階でお金の価値観を知っておくことは大切です。
お互いの性格や生活パターンがわかる
同棲すると1日中一緒に過ごすわけですから、付き合っているときよりも、お互いの性格や生活パターンがわかるようになります。
相手がどのような価値観を持っているのかをより深く知れるため、結婚後の生活において、お互いが気を付けるべき点が見えてくるはずです。
生活リズムについても、今までの付き合いの中ではわからなかった部分がたくさん見えてきます。
結婚前にお互いの生活リズムについてすりあわせができ、生活パターンに関するトラブルを結婚後に防げる点もメリットです。
将来の結婚生活を体験できる
同棲を始めると、将来の結婚生活を体験しているような感覚になれます。「この人結婚したらどうなるのか」をよりリアルに想像できるだけでなく、同棲によって相手の悪いところを受け入れられるようになる方も。
想像上の結婚生活と実際の結婚生活には、違う部分がたくさんあるケースは少なくありません。同棲という形で結婚生活を体験しておけば、結婚後に生活に関する大きなトラブルが起こるのを防げるでしょう。
婚前に同棲するデメリット
婚前に同棲することには、メリットだけでなく「新鮮味がなくなる」「周囲から反対されることがある」「新鮮味がなくなる」などのデメリットもありますので、こちらも事前に知っておきましょう。
新鮮味がなくなる
婚前の同棲と結婚生活は、あまり大きな差がないことがほとんどです。そのため、結婚前に同棲で一緒に住んでしまうと、結婚後に新鮮味がなくなってしまう場合があります。
同棲の延長線上だと感じてしまうと、新婚生活のワクワク感がなくなってしまうかもしれません。
そうなるといきなり夫婦関係がマンネリ化してしまう恐れがありますので、新鮮味がなくなりそうなカップルは、事前になんらかの対策が必要です。
周囲から反対されることがある
たとえば両親など、周囲の人の中に「同棲は結婚してから」と考えている方がいると、婚前の同棲に反対される場合があります。
説明して納得してもらえれば良いですが、うまくいかなかった場合、婚前の同棲をきっかけに周囲の人と不仲になってしまうかもしれません。
あとのことを考えると、お互いの両親からの理解は得ておいたほうが良いでしょう。同棲したい気持ちが強くても、どうしても両親が反対するなら再検討すべきです。
結婚したくなくなる可能性がある
婚前の同棲の際に価値観が合わない部分が多いと感じたり、相手の悪い部分が目立ってしまったりすると、結婚したくなくなる可能性もあります。
しかし、結婚してすぐに一緒に住み始めたことが原因で離婚するより、婚前の同棲で気づいておいたほうがお互いにとってはメリットです。
同棲をしたからといって必ず結婚しなければいけないわけではないため、「結婚したくない」と少しでも思ったら、相手との今後についてじっくりと考えてみましょう。
同居をはじめるタイミングは?
相手と婚前の同居を始めるのにおすすめのタイミングは、結婚を意識したときがベストです。
ただし、片方ではなく「お互いに」結婚を意識している場合にしましょう。
その理由は次の章で詳しくお話しします。
相手に結婚の意志がない状態での同棲はデメリットの方が多い
相手に結婚の意志がない状態での同棲は、デメリットのほうが多いためおすすめできません。
とくに子供を希望する女性の場合、結婚意志がない相手との同棲はさらにデメリットが多くなります。
もし相手から「一緒に住みたい」「そろそろ同棲したい」と言われたら、必ず結婚する気持ちがあるかどうかの確認をしましょう。
また、中には口先だけで結婚を匂わす男性もいます。「結婚するする詐欺」に逢わないよう、同棲前にお互いの両親に将来の結婚について約束しておくなどの手段も必要です。
同棲する際の注意点
ではここから、婚前に同棲する際の注意点を4つご紹介します。
同棲を始める前にはしっかり話し合うことが大切
同棲を始める前には、ノリと勢いで決めてしまわないよう、事前にしっかりと話し合いをしておきましょう。
生活費はどうわけるのか、家事の分担は、生活スタイルはどうするのかなど、できるだけ細かく話合っておくことをおすすめします。
同棲する期間を決めておく
長く同棲し過ぎてしまうと、結婚が先延ばしになったり、結婚後に新鮮味がなくなってしまったりします。
そのため、同棲する期間はあらかじめ決めておきましょう。たとえば一年同棲すると決めたり、結婚日を決めて「その日まで同棲する」とするなどがおすすめです。
法律上の問題があるか確認する
結婚ではなく同棲前であっても、法律上の問題があるか確認しておきましょう。あとから大きなトラブルが起きないよう、どちらかが未成年ではないか、既婚者ではないかなど確認しておいてください。
同居のルールを定める
同棲であっても他人が一緒に住む以上、ルールを定めておいたほうが、お互いが気持ち良く暮らせます。
「友達を家に呼ぶときは前日までに連絡する」「夕食がいらないときは早めに伝える」など、細かすぎず多すぎない範囲内でルールを決めましょう。
親から同棲を反対されたら?
もしお互いは同棲したいと思っているのに、親から同棲を反対されてしまったときはどうすれば良いのでしょうか。おすすめの解決策を3つご紹介します。
結婚の意志があることを伝える
親から同棲に対する同意をもらうには、まず「結婚の意思」があることを伝えましょう。
中には「遊び感覚で一緒に住みたいと言っている」「軽い気持ちで同棲を考えている」と思っている親もいます。
「2年後に結婚する」「〇月〇日に結婚するからそれまで同棲する」など、具体的な計画とともに、お互いが結婚の意思があることを親に伝えてみてください。
親と相手を積極的に会わせる、相手の親に理解してもらえるよう努める
婚前の同棲は女性の親が難色を示すケースが多いのですが、その場合は親と彼を積極的に会わせ、親に理解してもらえるよう努めましょう。
ただ彼と親を会わせるだけでなく、同棲を理解してもらえるよう彼も交えた話し合いも必要です。
自分が相手の親に反対されている場合は、仲良くなれるよう努力を重ねましょう。
相手の両親を含めた話し合いをする
結婚を前提とした同居であるということを知ってもらうために、お互いの親の顔合わせをしておくのも一つの方法です。
そうすれば婚約のような形になるので、遊びで同棲したいわけではなく、本気で結婚したいと思っていることが伝わるでしょう。
まとめ
婚前の同棲には結婚生活を体験できる、生活スタイルがわかるなどのメリットがある一方で、新鮮味がなくなる、結婚したくなくなるなどのデメリットもあります。
まずはメリット・デメリットを理解し、それでも同棲したいと思うなら同棲をスタートしてみましょう。
ただし、相手に結婚の意思がなかったり、両親に反対されたりした場合は、一度同棲を見送ることをおすすめします。