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結婚相談所で結婚したら後悔する?結婚前に注意するポイント

結婚相談所で結婚したら後悔する?結婚前に注意するポイント

【記事公開日】2024/3/18
【最終更新日】2024/3/18

「結婚相談所で結婚」という広告の中には、「半年で結婚」「活動3ヵ月で成婚」など、非常に短い期間で成婚できるという言葉が出ることがあります。

もしそんなに早く結婚できても、相手を知らないままだとしたら、その後の暮らしを失敗するのではないか?と不安に感じることもあるのではないでしょうか。

今まさに結婚相談所で出会った人と交際を続けていたり、入会前の段階だったりした場合、後悔しないかと不安に感じることもあるでしょう。そこで今回、結婚相談所で結婚することで後悔しないか、成功や失敗などの結婚相談所の裏話も交えて解説します。

結婚相談所で結婚したら後悔する?

まず、結婚相談所で出会った相手と結婚したから、必ず後悔するというわけではありません。恋愛結婚、お見合い結婚、マッチングアプリ…どんな出会い方でも後悔することも、しないこともあります。ただし、結婚相談所で結婚して後悔する人を見ると、いくつかの共通項があります。

結婚相談所で結婚して後悔する人の特徴

結婚相談所で結婚した人のなかで、後悔しがちなパターンは概ね4つあります。

①結婚を焦っている

まず、結婚を焦って結婚相談所に駆け込み、とにかく結婚したいという気持ちから、結婚できるなら誰でもいいという気持ちになってしまうパターンがあります。

「30代になる前に」、「親が元気なうちに」、「子どもが産めるうちに」…と、なにかと自分で結婚に期限を設けて、焦って婚活するのは失敗につながります。その期限は必守なのか?を、一度立ち止まって考えてみるのがベター。

特に、焦った婚活は初めて出会った相手に「これまで全く出会いが無かったのか?」「なにか裏があって急いでいるのでは?」という疑念を抱かせる原因になり、注意が必要です。

②相手の年収、年齢、容姿だけで結婚を決めてしまう

焦る気持ちがなくても、相手をスペックで判断してしまう人は後悔しがちです。

そもそも、結婚相談所で結婚する場合、まずデータベースのなかから気になる人を探します。「仲人型」と呼ばれるアドバイザーが付くところもあれば、自分で探し、申し込むところもあります。

ここで、高学歴、高収入、年齢、顔面といったスペックだけを見て判断するのはあまりおすすめできません。人生観、金銭感覚、将来展望や家族との関係性など、スペック外でも重要な要素があるためです。

希望条件にぴったり当てはまった相手と出会えて安心してしまい、相手との相性までは気が回らず、そのまま結婚してしまうことで後悔…ということにならないよう、注意が必要です。

③他者の意見を受け入れない

家族や知人が相手との結婚に不安を感じてアドバイスをくれても、それを受け入れようとしないのは後悔につながりやすく、危険です。家族や友人など、一歩引いたところからのアドバイスや直感は侮れません。

予めわかっていても、本当に突っ走ってしまう人はいます。そういった方が後悔したり、失敗したりして、結婚なんてもう御免だと悔やむ姿は、周りからも見苦しいもの。

だからこそ、しっかり受け止められる精神的なゆとりを常に持っておいてください。

④冷静に相手を判断できない


③と同様、相手の欠点が気にならないくらい好きになってしまっていて、冷静に結婚生活について自分で判断できないことがあります。

スペックだけでなくしっかり相手も見た、家族にも会った、じっくり結婚観を話し合えた…そう思っていても、もしかしたら見逃している部分があるかも知れません。

結婚相談所での結婚では、共有の知人が少ないため、両者のデータを持っている相談所スタッフとはしっかりと打合せをしてください。

結婚後に後悔しないよう成婚退会前に注意するポイント

結婚相談所で結婚した後に後悔しないためには、相手のことをよく知り、周りの意見をしっかり聞くことが大切です。

条件面だけで相手を選ばない

最も大切なのは、条件にでてこない「性格」をよく見ることです。

離婚の原因をまとめた、裁判所の令和4(2022)年版「司法統計年報(家事編) 第19表 婚姻関係事件数―申立ての動機別申立人別」では、男女で最も多い離婚の原因として「性格が合わない」という項目を男性の約54.9%、女性の約41.5%が挙げています。

つまり、どのような出会いであれ、性格が合わないことが離婚の一番の原因になっています。逆に言えば、お互いの性格が合い、仲良くできるカップルほど、長くにわたって幸せな家庭生活が送れます。

ちなみに、離婚原因における女性側の申立てでは、「暴力を振るう」(20.2%)「異性関係」(14.5%)も数が多い結果に。もしこの記事を読んでいる女性のなかで結婚にむけて悩んでいる場合は、「相手が優しい、手を上げたりしないか」「女性との派手な遊びをしないか」も、結婚後の生活を占う判断基準になりそうです。

参考資料:https://www.courts.go.jp/app/files/toukei/659/012659.pdf

相手の結婚観や希望をよく確認する

また、結婚相談所で出会った相手の結婚観、希望などもしっかり把握しておきましょう。

結婚観とは、結婚後に思い描く暮らしの考え方です。昔は大人になったら結婚するのが当たり前で、25歳を過ぎたら遅い方といった考えが支配的な時代もありましたが、現代は非常に自由、かつ多様化しています。

どういった相手が理想で、どう暮らしたいか。愛情や精神的な安心感、子どもたちと囲まれながら暮らす…など、人によりどのような理想を描くかは、非常に大きく分かれます。

もしこのあたりの思想が異なる場合、結婚後のトラブルになりかねません。例えば、子どもが欲しくて婚活しているのに、相手が子どもをいらないと考えているならば、数年後に喧嘩になる可能性も。

将来についての話し合いをする

結婚したいという相手が見つかったら、上記に加え、時間やお金をどう使いたいかという考えを、お互いにしっかりと話し合ってみてください。

どこで暮らし、どう働くか。持ち家か賃貸か、転職や起業を考えるか、共働き、パート、専業主婦などのこだわりは有るか。子どもや旅行、クルマなどの楽しみをどうするか。家族とはどう過ごしたいか。両家の実家とはどう付き合うか。宗教や宗派にこだわりはあるか、貯金や投資、お金のかかる趣味への考え、10年後、20年後、老後、死ぬ時の理想…

このあたりの価値観が近ければ近いほど、好きな食べ物や趣味、人種などの表面的な違いが大きくても、家庭生活をうまく送れる傾向にあります。

逆に大きな違いがあった場合はしっかり話し合う、どうしても譲れないなら撤退を視野にいれるべきかも知れません。たとえば将来、大自然のなかで古民家をDIYして暮らしたい人と、虫が大の苦手で、都会で出世してマンションの最上階で暮らすのが夢の人とでは、価値観に大きな隔たりがありますよね。

結婚相談所の担当者やカウンセラーに相談する

結婚相談所には、日々数多くの悩みや不安を抱えた人からの相談事が寄せられています。また過去のご利用者の結末を知っているため、カップルごとにうまくいきやすいかどうか、改善する場合はどういった点が重要かなどを緻密に把握しています。

そのため、結婚相談所のなかでもサポートの手厚い「仲人型」の結婚相談所を使って結婚を目指すなら、デートやメッセージを通じて気になった心配事、不安事をメモしておき、スタッフに相談してみましょう。

家族や友人の意見を聞く

思い切って周囲の意見を聞くことも、結婚後に後悔しない大切な要素です。事情が許せば、友人や家族を交えてカフェや買い物に出かけてみましょう。

結婚相談所のスタッフは人を見るプロですが、その人の過去やプライベートを深くは知りません。自身をよく知る人からのアドバイスは、直感的だとしても、本質を突いている可能性があります。後悔しないためにも、決断前に第三者からの意見を聞いてみてください。

まとめ

結婚相談所で結婚する場合、出会いから成婚までの期間は非常に短くなりがちです。そのため、スペックだけでなく、相手の結婚観や将来展望など、お互いをよく知る機会を持つことが不可欠です。

もちろん、自分だけでなにか努力をする必要はありません。周りの家族や友人、結婚相談所のスタッフの意見やアドバイスを聞いて、問題を洗い出し、話し合うことがより大切です。

この基本を身につければ、結婚相談所に限らずどのような出会いでも、道を踏み外すことは無いはず。丁寧なスタッフとともに、じっくり婚活をしてみてください。

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