婚活疲れとは?婚活に疲れないための対処法
【記事公開日】2023/11/15
【最終更新日】2023/11/15
目次
婚活で気をつけたい「婚活疲れ」。良い出会いがないまま時間ばかりが過ぎ、婚活そのものに疲れを感じてしまう現象を指します。
婚活を成功させたい場合、この「婚活疲れ」はなんとしても避けたいところ。今回は、婚活疲れの理由と婚活を楽しむコツ、さらには婚活に疲れたときの対処法についてご紹介します。
婚活疲れとは
婚活パーティーにも参加しているし、自分磨きもしている、頑張っているのになかなか良い相手に巡り合えない。「自分がダメだからかな」「このまま一生独身かも」などと考えて、落ち込んだり、心が折れたりします。これが婚活疲れです。
婚活疲れは、「婚活うつ」や「婚活疲労症候群」と呼ばれ、専門外来も存在するほどです。それほど、自分に合わない婚活や、つらい婚活を続けることは精神的なダメージが大きいことであると言えます。
なぜ「婚活疲れ」してしまう?
なぜ、婚活に疲れてしまうのでしょうか?
いくつか考えられる要因がありますが、根本的な要因は、自己PRを頑張ったのに相手から断られてしまうという、就活のような婚活スタイルをしてしまうことです。詳しく解説します。
1 断られてしまうから、何がだめかわからない
婚活疲れの一番大きな原因が「多くの人に断られること」です。
婚活の場では、仲人と必死に考えたPRや服装、会話などをきっかけに仲を深めていきます。
せっかく磨き上げた自己PRをしても、相手が交際NGだった場合、自分そのものを否定されたような気がしますよね。しかも、なにがダメで、どこを改善すれば良くなるかも、わからないわけです。
「うまく行かない原因は何か?どうやったらうまくいくのか?」自分自身を見つめ直して、改善していくことで成功率は高まります。
2 相手の質が良くない、話が合わない
「初対面がヨレたパーカーで髪もボサボサ。ラフな格好でがっかりした」「婚活パーティーなのに話をしてくれない、目も合わせない」…そんな失敗談を聞くこともあります。
相手が自分の価値基準と違いすぎる場合、結婚を前向きに考えるのは難しいでしょう。それが続くと、「自分はあんな人からも選んでもらえない」という絶望感から、婚活疲れになってしまう可能性があります。
相手が合わないと思った場合は、婚活ツールが合っていない可能性もあります。カジュアルな合コンから、ちょっとハイクラスに向けた婚活パーティー、結婚相談所やマッチングアプリなど、複数のツールを使い分ける手もアリです。
3 プライベートな時間を犠牲にしている
婚活は将来の人生を左右するものですから、真剣に取り組むべきものであることは間違い有りません。
ただ、本気になるがあまり、いろいろな人と出会いすぎて、過密スケジュールになり、結局良縁に恵まれず…という失敗も考えられます。
出会う人数が増えれば増えるほど、ひとりひとりへの対応が薄くなりがち。
「この人真面目に考えているのかな?」と、相手に不信感を与えてしまっている可能性があります。
さらに、婚活が生活の軸になってしまい、疲弊してしまうこともあります。幸せな生活を送るために結婚を目指しているのに、結婚を目指すあまり日常生活の幸福度を下げてしまうのは本末転倒。無理のないスケジュールで、マイペースに婚活しましょう。
婚活疲れにならないため
婚活疲れ対策は様々ですが、その中でもおすすめの心構えと対策をご紹介いたします。
ベースは「短期決戦」です。結婚相談所サンマリエによると、76%の会員さんが1年以内に成婚しています。月に2~3日「婚活デー」を用意して集中的にお見合いをするなど、自分のペースでスケジュールを組むことをオススメします。
相手を絞る
婚活疲れを避けるために、出来る限り断られる数は少なくしたいものです。そのためにも、お見合いを申し込む人は厳選しましょう。
そして、1人1人に向き合うことが大切です。「この人と前回どんな会話をしたかな」と、相手を忘れてしまう経験がある場合、もっと相手の数を絞るのをオススメします。
結婚に先入観を持たない
少なくとも今の日本の価値観において、結婚は必須ではありません。いろんな結婚スタイルがあります。だからこそ、結婚の固定観念をなるべく持たない状態で婚活することをおすすめします。
「結婚したら、料理を作ってあげなきゃ」「料理をつくってもらおう」「子どもを持たないと」「少なくともこれくらいの年収はないと」…そういった思い込みが、いい相手を遠ざける原因になっているかも知れません。
もし、婚活に疲れたときは
出会いを楽しむことを意識していても、やっぱり疲れてしまうこともあります。そんな時、無理は禁物。どうしても婚活に疲れてしまったときの対処法を解説します。
ターゲットを見直す
連続的に断られるのであれば、相手のスペックを下げることも視野に入れてみてください。容姿の優れている人や高収入な人など、ハイスペックな相手にばかり希望を出していると「婚活疲れ」を起こしやすくなります。
男性の場合は、自分よりだいぶ歳の離れた若い女性ばかりを希望する人も多く見受けられます。できれば、相手との年齢差は5歳程度までにしましょう。
屋外のイベントへ
家に一人きりで、他人と会話をしないで過ごすと、マイナス思考になる傾向があるそうです。趣味に没頭するにしても、人との接触がある場に出掛けることをオススメします。
たしかに近年、ZOOMやスカイプなどのビデオ通話、Amazonやウーバーイーツなどの配送サービスなど、人と合わなくても暮らしていけるサービスが非常に充実していますが、やっぱり対面で誰かと話すという経験は何にも代えがたい価値があります。
一人で楽しめる趣味でも、外に出て遊ぶとまた違った楽しみがあります。本が好きなら「読書会」が書店やカフェで開催されていますし、「ゲームが趣味」という場合でも、昨今はeスポーツ大会や、トレカやボードゲームの対戦イベントなどが多数あります。フェイスブックやジモティーなどのサイトではイベント参加者を募るページもあります。月に1回でもいいので、こうした場に足を運んでみると、新しい経験につながります。
疲れる前に休む
婚活で辛い気持ちを貯め続けていては、結婚すること自体が嫌になってしまうかもしれません。疲れは表情にも出てしまいます。疲れた顔で婚活パーティーに参加しても、あなた本来の魅力を伝えるのは難しいはず。
そうならないためにも、疲れたと思ったら小休止するのも大切。
一度出会いの場から離れて、時間を置いてリトライしましょう。3ヶ月〜1年などの期間で婚活を終わらせるように目標を設定するのがオススメですよ。
まとめ
婚活が思うように進まず、疲れてしまう人も多いようです。あくまで短期決戦で、メリハリのある濃密な婚活を進める気持ちがまずは大切ですが、それでもうまくいかないときはあります。
「釣れない時は、魚が考える時間を与えてくれたと思えばいい」とは、アメリカの詩人・ヘミングウェイの言葉。
つらい時間はイヤですが、乗り切った後の幸福感はより強いものになります。今は理想に向かうための準備期間。「婚活疲れ」を起こさないように、婚活のプロと向き合いながら、幸せな結婚を目指してください。
再木 奈生
シニア産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/ポジティブ心理学コーチ
サンマリエでは、社員教育研修、会員向け婚活セミナー講師として活躍中
真剣に婚活に取り組んだ人ほど、うまくいかない出会いが続くと疲れてしまいます。いい人に会えないという人は、相手を結婚相手としてふさわしいかどうか見定めるために会うのではなく、その人の好いところを探す楽しい時間にすることが大切です。そして、疲れて婚活を投げ出したいと思ったら、ぜひ結婚相談所も検討してみてくださいね。いろいろな悩みを相談できる相手がいるということが、婚活のモチベーション維持に最も大切だからです。