結婚資金、いくら貯める?年収別・ライフスタイル別の適正額を公開
【記事公開日】2023/10/27
【最終更新日】2025/4/2
目次
「結婚って、なんだかお金がかかりそうだけど、実際いくらくらい準備すれば良いの?」
結婚を意識し始めたカップルにとって、まず気になるのが結婚資金ですよね。例えば結婚式ではさまざまな費用がかかります。新居や結婚指輪にもお金がかかりますよね。
最近では指輪も式もない夫婦が目立つようになりました。しかし、人生の一大イベントだからこそ、許される範囲で、理想の結婚式や新生活を思い描きたいはず。
この記事では、年収やライフスタイルによって、どれくらいの結婚資金を準備するのが理想的なのかについて、具体的な数字を交えながら解説します。
結婚にかかる費用の基本情報
結婚に向けて準備を始めるにあたって、まず把握しておきたいのが結婚にかかる費用の内訳です。
主に挙式絡みの費用になりますが、費用と一口に言っても、様々な項目があります。大きく分けると、結婚式費用、新婚旅行費用、新生活準備費用の3つが主なものです。その他、場合によっては結納式、婚約指輪、結婚指輪など、カップルによって様々な費用がかかりますよね。
それぞれの費用について、平均的な価格を見ていきましょう。
結婚式の平均費用
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、「挙式、披露宴・ウエディングパーティー総額」における全国平均費用は約356.3万円となっています。
これは挙式スタイルや招待人数によって大きく変動するため、お二人の希望に合わせて検討しましょう。費用を抑えるためには、オフシーズンや平日を選ぶ、装飾をシンプルにする、手作りのアイテムを取り入れる、食事メニューを見直すなどの方法があります。
新婚旅行の平均費用
平均費用は約56万円、平均滞在日数は約5.6日間です。一番人気の場所は沖縄なので、より物価の高い国や、遠くの国への旅行を選んだ場合はさらに費用がかかるでしょう。
値段を抑えるコツは、早期予約やパッケージツアーの利用、比較的費用を抑えられる国内旅行を検討する、ホテルのグレードを調整するなど。ただしあまり削ると充実感がなかったり、体調を崩すトラブルになったりしますから、切り詰めすぎないことが大切です。
新生活準備の平均費用
平均費用は約100万円と言われます。家具や家電、賃貸契約費用や引越し代が当てはまります。重要なのは計画的な予算管理と節約。必要なものをリストアップし、優先順位をつけて購入しましょう。
例えば机やベッドは長く使うため、日割りで考えた場合、多少コストをかける余地があります。逆に家電は数年で買い替える場合があるため、不相応なものを選ぶと後悔するかも。
費用を抑えるためにはリユース品を活用するのがおすすめ。年式が比較的新しい家具や冷蔵庫、洗濯機などは中古の選択肢が幅広くなります。また不要品を売却・リサイクルすることや、家具のレンタル・サブスクサービスを活用できれば、初期費用を節約できます。
結納式と両家顔合わせの平均費用
顔合わせの平均費用は6.7万円、結納は97.3万円が平均です。特に東海地区は結納にお金をかける傾向にあります。
顔合わせでは、会場やゲストの人数を調整することで費用を抑えられますが、両家の両親は少なくとも呼んでおきたいですし、親戚付き合いが濃い場合はより規模が大きくなります。今後の付き合いを考えると、あまり節約したくないですよね。どうしてもお金がない時は、親族に協力を仰ぐのも手。家庭料理を振る舞うことで費用負担を減らすことができます。
婚約指輪の平均金額
全国平均は約40万円。ダイヤモンドの品質やカラット数、デザイン、ブランドによって価格は大きく変動します。
例えばダイヤは「4C」(カット、クラリティ、カラー、カラット)によりピンキリです。予算内で素敵な指輪を選ぶためには、ダイヤモンドのサイズよりも、製品そのものの品質を見て選ぶようにしましょう。
また高級ブランドよりも中小規模のあまり知名度のない店舗のほうが、コスパ高。ネットショップやセール期間を利用し、割引価格を狙うのも手です。
披露宴・ウェディングパーティーのご祝儀の平均額
平均は約197.8万円。結婚式の総費用の一部となり、費用と相殺すれば自己負担額がわかります。ただし、ご祝儀はあくまでゲストの気持ち。「必ず3万円は持ってくるだろう」などと頼りすぎるのは失礼ですし、場合によっては思ったより多くなかったなど、いらぬ不満につながります。
親からの援助の全国平均
平均で181.1万円、約94.5%の家庭が夫婦いずれか、または双方の親から援助を受けています。援助を受ける際は、感謝の気持ちを伝え、具体的な用途を明確にすることが大切です。依頼するタイミングや方法にも配慮すべきですし、日頃から援助したくなる親孝行を地道に続けることはさらに大切です。
年収別の適正貯金額
年収別の適切な結婚資金の目安をご紹介します。なお、ご祝儀や親からの支援は考慮していません。
年収300万円以下の場合
世帯年収が300万円を下回る場合、目安結婚資金のは約200万円以下に抑えましょう。年単位の計画的な貯金が特に重要になります。生活費を見直し、無駄な支出を抑え、家計簿アプリなどを活用して毎月の支出を把握しましょう。
結婚式場によってはブライダルローンを勧めてくる場合があるかもしれませんが、これは年8.8%~12.8%の利息がかかるためお勧めしません。
年収300万円~500万円の場合
世帯年収300万〜500万円の場合、結婚資金の目安は約200万円です。夫婦で専用口座を作り、先取り貯金を実践することが有効です。昨今はアプリで簡単に夫婦の共有口座が作れます。給料が入金されたら、先に一定額を貯金口座に移し、残りの予算で生活するように心がけましょう。
年収500万円以上の場合
世帯年収が500万円を超えていれば、比較的自由度の高い挙式が挙げられます。目安は約500万円~600万円。結婚式、新婚旅行、新生活準備など、資金計画を立てられます。
具体的な内訳としては、結婚式に約300万円、新婚旅行に約60万円、新生活準備に約90万円。残りの資金は、将来のためにキープしておくのがおすすめです。子育てや住宅ローンの頭金など、良くも悪くも活躍の機会はたくさんやってきますよ。
ライフスタイル別の適正貯金額
ここまで年収別に見てきましたが、ここからはライフスタイル別の適切な結婚資金の目安をご紹介します。
独身の場合
これから婚活を始める方に向けてお勧めしたい費用の目安は約200万円。「まだ結婚は先のこと」と思っていても、早いうちから少しずつ貯金を始めることで、将来の選択肢が広がります。マッチングアプリや結婚相談所の利用も、200万円あれば視野に入ってきます。
カップルの場合
数年後の結婚を見据える場合、年間100万円以上の貯金ができるとベスト。20代共働きの場合、夫婦二人の手取りを2割ずつ貯金に回すイメージです(年棒制で月の手取り25万円換算)。貯金については、1年満期の定期預金や債券・社債など、元本割れリスクのない投資を活用するのも手です。
まとめ
結婚資金の準備は、理想の結婚生活を送るための第一歩です。お二人でしっかりと話し合い、それぞれの希望や価値観を共有しながら、無理のない範囲で計画を立てていくことが大切です。今回ご紹介した情報が、お二人の結婚準備をスムーズに進めるための一助となれば幸いです。

望月 昭男
サンマリエ結婚カウンセラー(仲人)
カウンセラー歴25年