婚活をする上で一人暮らしと実家暮らしはどちらが有利?
【記事公開日】2023/10/18
【最終更新日】2023/11/2
目次
いきなりですが質問です。婚活をする上で「一人暮らし」と「実家暮らし」はどちらが有利でしょうか?
「一人暮らしは生活スキルがあって経済的に自立しているから有利!」「実家の人は自立できてないから結婚ターゲットにならない!」と思いこんでいる人は多くいるのですが、実は一長一短。
今回は一人暮らしと実家暮らしの双方が、婚活でどう有利になるか、そしてどういった方法でアピールするのが有効かについて、詳しく解説します。
婚活において一人暮らしと実家暮らしのイメージの違い
現在、晩婚化の進行などの理由から、実家暮らしをする人の平均年齢は高くなってきています。総務省の調査では、親と同居する壮年未婚者(35~44歳)は、1980年の39万人から2016年には288万人へ、約7倍に増えています。
出典:総務省統計研修所
そのため、婚活していて、相手が実家暮らしをしているorご自身が実家に住んでいるという事例は昔に比べ増えています。
一人暮らしの場合
まず、一人暮らしのイメージを見ていきます。
一人暮らしであれば、自炊や洗濯などの家事を個人で日頃から行っているイメージから、自立していて安心できるイメージがあります。
・自立している
一人暮らしは、仕事や家事を一人でこなすことができることから「自立していそう」というイメージが強いようです。
・家事は一通りできる
実家で料理や掃除などの家事をしなかった人でも、一人暮らしを始めたことで自炊などの家事を始める場合がほとんど。
そのため一人暮らしだと、家事は一通りできるイメージがあります。
実家暮らしの場合
実家で暮らしている場合、家の維持管理や家賃の支払いなどの悩みがない状態で生活を送ることができ、生活に余裕があるイメージが濃くなります。
・貯金がありそう
実家暮らしの場合、家庭にお金を入れている場合もありますが、それでも「家賃を払わず済む」のはアドバンテージです。
総務省統計局の調査では2018年の家賃・間代平均は月5万5675円。東京などの都市部ではこれよりも数万円高くなるため、振り込まれる給料の3割前後は大家さんのもとに流れていきます。
実家暮らしにはその負担がなく、さらに食費や日用品の負担も抑えられるため、お金が貯まっているイメージがあります。
出典:総務省統計局 住宅の種類別1か月当たり家賃・間代の推移-全国(1973 年~2018 年)
・親離れできていない/家族想いである
一方で、実家暮らしの場合「家事は親まかせ」「親離れできていない」というイメージが少なからずあるようです。
しかし、実際は一人暮らしでも家事をせず、親にお小遣いをもらっている人もいれば、実家暮らしでも生活費を入れて、身の回りの家事をしっかり行う人もいます。
また、親の都合で実家暮らしを選ぶ人もいます。親から近くにいてほしいと頼まれていたり、介護があったり、家業を継ぐ予定という人もいるでしょう。
一人暮らしと実家暮らしのどちらが婚活に有利?
では、本題に入ります。一人暮らしと実家暮らし、それぞれに有利な点があります。ここからは双方のメリットを見ていきましょう。
一人暮らしが有利な点
一人暮らしが有利なのは、「自立しているため結婚しても不安がない」というイメージが強いですが、それだけではありません。
たとえば、「プライバシーのある空間で他人に知られず婚活できる」というメリットがあります。自身や相手の婚活を他人に知られたくない場合、ばれるリスクが実家暮らしより低くなります。
実家暮らしが有利な点
実家暮らしは、一人暮らしに比べて生活費が少なく済み、婚活費用を捻出しやすくなります。
特に、郊外に実家がある場合、都心よりも娯楽やお店が少ないことや、物価が安いことから、ゆとりをもった貯蓄ができます。将来的に家を購入するときも、一人暮らしより良い条件の物件を買いやすくなります。
自立心がないというネガティブイメージに対しては、協調性があると読み替える事ができます。家族を大切にする心や、家族仲の良さは、結婚を見据えた婚活において大きな魅力です。特に女性の場合、遊んでいないイメージにつながるでしょう。
一人暮らしや実家暮らしをアピールする方法
では、こうしたイメージをどう活かすと、婚活が有利になるでしょうか。具体例を見ていきます。
一人暮らしのアピール方法
一人暮らしのアピールポイントは、大きく下記の3つに分かれます。
・家事が得意(自炊しているなど)なこと
・一人暮らしで家計管理ができるため、マネープランをしっかり考えていること。
・早くから自立していて親からの干渉が少ないこと。
そのため、婚活のシーンでは、普段の料理や趣味などの話題を用意しておくのがオススメ。親の干渉がないため、映画やゲームなどのインドア派の趣味を持つ人とは相性が良くなりますし、おうちデートに誘いやすくなります。
家事をアピールする場合は、普段作っているご飯のうち、ちょっとおしゃれなものをスマホで撮影しておくのがオススメ。男女ともに、異性から美味しいご飯をつくってもらえるのは憧れますよね。
可能であればインテリアにもこだわって、一人暮らしを満喫できていることをしっかりと伝えてみてください。
また、家賃との兼ね合いはありますが、なるべくキレイで良い条件の物件に住んでいるほうが、やはり婚活で有利に働きます。築浅のキレイな場所が理想ですが、古い建物でも、リノベーションした部屋でおしゃれに暮らす人もいます。
実家暮らしのアピール方法
一方で実家暮らしの具体的なアピール方法は、大まかに下記のとおりです。
・実家に暮らしているが、結婚後は夫婦で居を構える意思があること。
・実家に住んでいる間に結婚資金をしっかり貯蓄していること。
・家事は親まかせにせず積極的に行っていること。
実家暮らしの場合は、まず独立心を持ち、それをしっかり相手に伝えることが大切。いま全く家事をしていない場合は、少しだけでも手伝うようにしましょう。
そして、実家暮らしを選択している理由があれば、伝えられるようにしましょう。職場が近いことや、自家用車でアウトドアを楽しんでいるなど、アピールできる材料を洗い出してみては。
また、結婚相手が見つかったら新居の契約を考えている旨を伝えたほうが有利です。どういったエリアの、いくら位の家なら住めるか、予め不動産ショップに問い合わせてみるのも手です。
まとめ
出会った相手が実家暮らしだったとしても、「一人暮らしではないから」というだけの理由で断るのは早計。一方で自分自身が実家暮らしでも、それだけで不利になるばかりではないということを覚えておいてください。
肝心なのは、一人暮らしでも、実家暮らしでも、身の回りの物やお金の管理が出来ている状態にすることです。
「映え」狙いの行動なんて軽率でイヤ、と思うかもしれませんが、身だしなみと同じくらい、インテリアもその人となりを表します。家具を新調するなど、自宅での生活をアップデートしてみてください。