年の差婚は離婚率が高いの?年の離れた夫婦の現実
【記事公開日】2023/9/27
【最終更新日】2024/1/17
目次
「年の差婚って離婚率が高いイメージがあるけど、実際はどうなの?」というお話をよく耳にします。
有名人の夫婦でも年の差婚が原因で離婚したケースがあるので、パートナーと年齢が離れていると不安に思ってしまいますよね。
今回は、年の差婚の離婚率やよくある離婚理由について解説します。
記事の最後では、年の差婚のメリットもお話するので、参考にしてみてください。
年の差婚の離婚率
『離婚弁護士ナビ』によると、年の差婚の離婚率は以下の通りです。
● 年の差5歳以上の離婚率 33.3%
● 年の差5歳未満の離婚率 15.2%
調査では、年の差が5歳以上の夫婦の離婚率は、年の差が5歳差未満の夫婦の離婚率と比べておよそ2倍という結果に。
年齢差が広がるにつれて離婚率も上がる傾向にあるのがわかりますね。
また、年の差5歳以上で離婚した夫婦に原因を尋ねたところ、多いものから順にこちらのような回答があったそうです。
● 性格の不一致
● 浮気・不倫
● 浪費癖
それでは、年の差婚夫婦の離婚率が高い具体的な理由を、次章からお話していきます。
年の差婚夫婦の離婚率が高い理由5つ
年の差婚夫婦の離婚率が高い理由としては、以下の5つが挙げられます。
では、それぞれの理由についてご説明していきましょう。
ジェネレーションギャップ
年の差があると、世代間の文化や経験の違いが生じることがあります。
これにより、コミュニケーションの困難や理解の不足が生じ、関係に摩擦を生み、離婚につながることも考えられるでしょう。
価値観の違い
年齢差によって、夫婦間の価値観や生活スタイルに違いが生まれることも。
場合によっては意見の相違や衝突が生じ、関係の悪化から離婚につながるケースがあります。
経済的な問題
年の差婚で経済的な問題が発生し、離婚する方もいます。
たとえば、年配のパートナーが退職する場合や、若いパートナーがまだキャリアを築いていない場合などが挙げられますね。
経済的な負担や不安が生じると、関係に不満が生じる夫婦もいるでしょう。
上下関係が生まれやすい
年齢が離れた夫婦は、以下のような理由から上下関係が生じることも考えられるでしょう。
● 経験や知識の差
● 社会的地位の違い
● 経済的な依存関係
年齢が離れた夫婦では、一方のパートナーが他方よりも経験や知識が豊富である場合があります。
これにより、上位の立場にいるパートナーが自然と指導的な役割を果たすことに。
また、年齢による社会的地位の違いや経済的な依存関係がある場合、パートナー間の権力関係が不均衡になることにつながります。
経済的な依存関係が発生すると、上位の立場であるパートナーのコントロールや影響力の増加が起こる場合も。
最終的に、「夫婦なのに私の方が立場が弱いかも…」という気持ちを抱えてしまい、離婚を決意するケースは多くみられます。
将来への不安
年の差がある夫婦では、将来の不確実性に対する不安がより強くなることがあります。
例えば、長い将来にわたってパートナーが健康でいられるかどうか、経済的な安定が保たれるかどうかなどが不安要素となり、離婚につながるケースも考えられるのです。
女性が年上の場合の離婚理由で多いものは?
女性が年上の場合の離婚理由で多いものは、以下の3つでしょう。
● 夫の行動が幼いと感じてしまう
● 夫から魅力を感じられなくなる
● 夫が若い女性と不倫
それぞれの理由について解説します。
夫の行動が幼いと感じてしまう
自分が年上なぶん、結婚して一緒に生活をしてみると、夫の行動が幼いと感じることがあります。
一般的に、女性の精神年齢は男性より上とされていることからも、「なんだか、頼りないかも」と思ってしまうことも。
ただ、その幼さが可愛さにつながることもあるうえ、自分でリードできるというメリットもあります。
夫から女性扱いされなくなる
結婚してから年を重ねるごとに、夫から女性扱いされなくなり、母親のような立場になってしまうことがあります。
女性が年下の場合でも同様のケースはよくありますが、女性が年上ならさらにリスクがあります。
家族になった後も女性らしく振る舞い続けることが、年下男性との結婚生活を長続きさせるコツかもしれません。
夫が若い女性と不倫
夫の年齢が若いことで、遊びたい気持ちを抑えられなくなり、若い女性と不倫してしまうケースもあります。
もちろん、年齢の若い男性全員が不倫に走るわけではありませんので、結婚前に見極めることが大切でしょう。
男性が年上の場合の離婚理由で多いものは?
男性が年上の場合の離婚理由として多いものは、以下の3つです。
● 妻から男性的な魅力を感じてもらえなくなる
● 妻が介護問題に向き合わなければいけない
● 家事育児に夫側が協力しない
それぞれの理由についてお話していきます。
妻から男性的な魅力を感じてもらえなくなる
年を重ねたことで、妻から男性的な魅力を感じてもらえなくなることがあります。
どうしても、加齢に伴い外見は衰えてしまいます。
若い男性と接する機会のある女性は特に、自分の夫と比較してしまい、嫌悪感を感じるケースもあるようです。
年齢がかなり下の女性を妻にした場合は、男性も身だしなみに気を配り、若々しくいるために健康に気を付ける必要があります。
妻が介護問題に向き合わなければいけない
男性の方が年上の場合、女性は介護問題に向き合わなければいけなくなります。
年の差が大きいほど介護問題に直面することも早く、夫だけではなく夫の家族まで気にかけなければいけない場合も考えられるでしょう。
自分の自由な時間を削って介護をこなさなければいけないことで、「もう嫌!」と感じてしまい、離婚を考える場合もあるそうです。
介護にストレスを感じたら、1人で抱え込まず周りに相談したり、夫の家族だけでも介護サービスを利用してみたりするのが良いかもしれません。
家事育児に夫側が協力しない
家事育児に夫側が協力しないことで、離婚へつながるケースもあります。
共働きの場合は夫婦で協力して家事育児をこなさなければいけませんが、「家事育児は女性の仕事」という古い考えを夫が持っている場合もあります。
まずは、夫婦で協力体制を整えることが大切です。お互いできることから担当し、家事育児の負担を少しでも減らしていきましょう。
年の差婚にはメリットもある!
デメリットばかりに感じる年の差婚ですが、実は以下のようなメリットもあります。
● 夫婦喧嘩になりにくい
● 知らない世代の情報を相手から得られる
どちらかが年上だと、大人の余裕を持って会話を心がけるので、ぶつかり合って喧嘩することも少なくなります。
また、ジェネレーションギャップがあるからこそ、会話に新鮮味を感じやすく、話が盛り上がることもあります。
以下の記事では、年の差婚のメリットとデメリットを詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
何歳差からが年の差婚?男女両方の目線で年の差婚のメリット・デメリットを紹介
まとめ:年の離れたパートナーと結婚生活を長く続けるためには努力も大切
今回は、年の差婚の離婚率やよくある離婚理由について解説しました。
年の差があることでどうしても価値観の違いが生まれることもありますが、だからこそお互いに新鮮な気持ちで接することができるメリットもあります。
現在年の離れたパートナーとの結婚を考えている方は、離婚につながる要素を少しでも減らすことが求められます。
長く結婚生活を続けるためにお互い努力することは、年が離れた夫婦に限らず大切なことです。
ぜひ当記事を参考に、離婚のリスクを減らすよう努力してみてくださいね。