マッチングアプリに疲れる原因と対処法を男女別に紹介
【記事公開日】2022/2/15
【最終更新日】2024/2/8
目次
- 「マッチングアプリに疲れた」経験者は8割以上!?
- 男性がマッチングアプリで疲れる原因
- 女性と全然マッチングしない
- メッセージが面倒
- メッセージのやり取りだけで実際に会えない
- 女性がマッチングアプリで疲れる原因
- 多すぎる「いいね」を捌ききれない
- タイプの男性に出会えない
- 真面目な人と出会えない
- 【男女共通】マッチングアプリで疲れた時の対処法
- 婚活、恋活目的を明確にする
- アプリでの活動期間を決めておく
- 会うまでのメッセージの回数等自分のルールを作る
- アプリに疲れたら一旦休止する
- 他の婚活サービスと併用する
- 男性がマッチングアプリで疲れた時の対処法
- 写真を変える
- 自分を磨く
- メッセージではなく電話を打診してみる
- 女性がマッチングアプリで疲れた時の対処法
- 相手を絞る
- 婚活、恋活に焦らない
- 有料モードを試してみる
- マッチングアプリで婚活する時の注意点は?
- 遊び目的、詐欺や業者に注意
- まとめ
気軽に利用できる出会いの方法として人気のマッチングアプリ。そんなマッチングアプリを婚活のために活用しているという人も少なくありませんが、不特定多数の人とやり取りするという性質上、どうしても疲れを感じてしまいがちです。
本記事では、これからマッチングアプリでの婚活をスタートさせる方やすでにスタートさせている方向けに、マッチングアプリでの婚活に疲れてしまう原因と対処法について紹介していきます。
マッチングアプリでの婚活疲れを避けるために知っておきたい予防法についても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
「マッチングアプリに疲れた」経験者は8割以上!?
マッチングアプリのいいところは「気軽な出会いがいつでもできる」という部分に尽きます。しかし、その気軽さが仇となってか、疲れてしまいやすいのがマッチングアプリのデメリットです。
実際、複数のアンケートからも、マッチングアプリを使った婚活に疲れを感じている人がいることがわかります。
例えば、株式会社リブセンスが提供しているマッチングアプリ「knew(ニュー)」が行なった調査では、マッチングアプリを利用しているユーザーの8割がマッチングアプリ疲れを経験していると回答しています。
参考:PR TIMES「約8割が“マッチングアプリ疲れ”を経験 出会えるようで出会えない「マッチング迷子」に陥る人が増加!」
また、男女の出会いメディア「e-venz(イベンツ)」を運営しているノマドマーケティング株式会社がおこなった同様の調査でも、男性ユーザーの67%がマッチングアプリの利用に疲れを感じていると回答していますし、女性ユーザーにいたっては76%が疲れを感じていると回答しています。
参考:PR TIMES「マッチングアプリで「疲れた」「やめてよかった」と感じている!?そこに潜むサクラの実態について徹底調査」
なぜ、マッチングアプリは「疲れ」を感じやすいのでしょうか?次章から紹介します。
男性がマッチングアプリで疲れる原因
まずは、男性がマッチングアプリで「疲れた」と回答している原因と、それぞれの原因に対する対処法について解説していきます。
女性と全然マッチングしない
男性がマッチングアプリで「疲れた」と感じる一番の要因は、女性とマッチングしない、あるいはマッチングしても返事が来ないということです。
マッチングアプリでは、お互いが「いいね」を送って、はじめて会話が可能になります。ここまででもけっこう大変なのですが、せっかくマッチした相手に送ったメッセージの返事がこないと、非常に精神的に辛いものがあると想像できます。さらに、会話が続いたとしても、会うのを断られることも珍しくありません。
実際にマッチングアプリを利用している皆さんの中にも、どれだけ頑張ってもなかなか返事をもらえなかったり、断られたりして、ヤキモキしている方も多いのではないでしょうか?
メッセージが面倒
1つ目の理由に付随して、出会うまでにメッセージをやり取りしなければならないという手間が面倒だという意見もあります。
マッチングアプリは主にメッセージでやり取りを行うため、マメに返信をしたり、メッセージで気持ちを伝えたりすることが必要です。しかし、想いを込めた渾身のメッセージが既読無視されることもしばしば起こり、マッチングアプリでの疲れに繋がることも。
婚活は、異性とのやり取りを避けられません。メッセージに苦手意識を持ってしまうと当然疲れを感じてしまうので、異性とのやり取りが苦手な方は仲人型の結婚相談所など、サポートのあるサービスも視野に入れてみてはどうでしょうか。
メッセージのやり取りだけで実際に会えない
マッチングアプリはそのシステム上どうしても相手とのやり取りが発生してしまいます。
もしそのやり取りが疲れの原因になってしまっているのであれば、
・メッセージを◯回やり取りしたタイミングで会う
・会う場所に目星をつけておく
・交際を申し込むタイミングの目安を決めておく
・断るときなど特定のやり取り用の定型文を作っておく
など、やり取りをシステム化しましょう。
なかにはメッセージ不要でマッチングできるサービスもありますが、事前の情報交換がないぶん、「とりあえず会うだけ」というユーザーも。出会いが増えるばかりで実際の恋愛に発展しにくいことから、こちらも疲れに繋がります。
メッセージが面倒と感じる場合は、婚活パーティーなどメッセージのやり取りなしで出会える婚活サービスや、結婚相談所のように相手とのやり取りを代行してくれる婚活サービスへの乗り換えがおすすめです。
女性がマッチングアプリで疲れる原因
女性もマッチングアプリで「疲れた」と感じるようです。しかしその理由は、男性とは異なる傾向にあります。
多すぎる「いいね」を捌ききれない
まず、「いいね」の数に対応できず、マッチングアプリから離れてしまう現象が見られます。
マッチングアプリを利用していてさまざまな相手から申し込みがくるのは嬉しいことですが、その数があまりにも多いとさばききれなくなってしまい「疲れた…」と感じてしまうようになるユーザーが多いようです。
この場合、「もらった『いいね』はきちんと返さないと…」といった気持ちや「メールにはなるべく早めに返信しないと…」などの優しい気持ちを捨てることが大切です。
誰にでも対応するのではなく、「自分が希望している条件を満たしている相手のみ対応する」など、基準を決めて対応しましょう。
タイプの男性に出会えない
マッチングした相手にメッセージを送っても返事が来ない場合、高望みしていないか、振り返ってみましょう。
魅力的な人を見つけるとついアプローチしてしまうのもわかりますが、容姿やスペックが優れている男性にはライバルが多数。
そういった相手にばかりアプローチしていてもマッチングアプリでの婚活がうまくいくことはありません。
自分の市場価値をきちんと把握して、アプローチする相手に自分が見合っているかどうかを客観的に判断しつつ、希望条件の範囲を広げながら相手を探しましょう。
真面目な人と出会えない
手軽さで人気を集めているマッチングアプリですが、その手軽さゆえ「メッセージをやり取りしている相手の本心がわからない」というデメリットが発生してしまいがちです。
いい人と出会えたものの、
「騙されているのかも…」
「業者かも…」
「他にも交際している人がいるのかも…」
と、疑心暗鬼になることで疲れを感じてしまっている場合は、安心して取り組める方法での婚活に切り替えましょう。
信用できる知人や友人を介して紹介してもらう、または相手の交際状況や身元、プロフィールの確認がしっかりとおこなわれている結婚相談所の利用がおすすめです。
【男女共通】マッチングアプリで疲れた時の対処法
マッチングアプリを使う以上、「疲れた」と感じるシーンは何回も訪れます。ただし、仕組みを工夫すれば、マッチングアプリ疲れを軽減できます。
ここからは、マッチングアプリでの婚活疲れを予防するために大切な、「仕組み化」の方法について紹介していきます。
婚活、恋活目的を明確にする
マッチングアプリ疲れを避けるためには、自分がどんな相手と出会いたいかをしっかり決めるのがおすすめです。
大手マッチングアプリなら、相手の学歴や年収、年齢だけでなく、趣味や出身地、趣味など、さまざまなデータから絞り込み検索ができます。逆に、絞り込みをしないと、アプリ上で人気のある異性ばかり表示されてしまい、マッチングしない、あるいはマッチング後の連絡がつかない、なんてことも。
まず、自分の理想にマッチするようにしっかりと検索をかけて、できれば候補を100人以下に絞ってから「いいね」を送ってみてください。競争率が下がり、マッチング相手の質がグッと上がります。
アプリでの活動期間を決めておく
ひとくちに「マッチングアプリ」と言っても、その種類や特徴はさまざまです。アプリごとに、会員が多い、細かくマッチングできる、若者向け、オタク向け、メッセージ不要など、さまざまな特徴を打ち出しています。
そのため、人によってアプリの合う・合わないが発生します。1つのマッチングアプリをダラダラと試しただけで諦めてしまうのは、実は結構、もったいないかもしれません。「Aのアプリを3ヶ月やって、ダメならBのアプリを試そう!」など、事前に活動期間を決めて婚活をスタートさせるようにしましょう。
会うまでのメッセージの回数等自分のルールを作る
マッチングアプリごとの活動期間を決めたら、マッチングアプリ内での仕組みも決めておきましょう。おすすめなのは、実際に会うまでのメッセージ回数を決めること。
やり取りが5往復したら、一緒に食事に行くのを提案してみたり、相手からこのワードが出てきたらこう返事する、と決めておいたりすると、ずいぶん気楽になります。また「10人とマッチングしたら一旦『いいね』を送らない」「同時にやり取りするのは3人まで」などの自己ルールを作っておけば、マッチングアプリの疲れをある程度は軽減できます。
アプリに疲れたら一旦休止する
マッチングアプリは、いろいろな通知を送り付けてくることもあれば、定期的にキャンペーンをやることもあり、利用者をいかに離れさせないかに熱心です。
こうした時間や精神力を奪っていく仕組みにハマってしまうと、婚活疲れを感じているにも関わらず、マッチングアプリを続けようとしてしまいがちです。
頑張ることは決して悪いことではありませんが、疲れを感じている状態で婚活を続けてもいい出会いに恵まれることはありません。判断力が低下している分、うまくいかない可能性の方が高いでしょう。
そのため、もし疲れを感じているのであれば一度マッチングアプリでの婚活を休むのもありです。「また頑張ろうかな」と思えるようになったタイミングで再開させましょう。
他の婚活サービスと併用する
婚活を成功させたいのであれば、マッチングアプリだけにこだわるのは避けるべきです。
婚活を成功させる上で大切なのは、短期決戦。結婚相談所や婚活パーティーなど、他の婚活サービスと併用し、効率的に婚活に取り組むようにしましょう。
婚活の期間が長くなればなるほど疲れを感じる可能性が高くなりますし、疲れを感じている状態で婚活に取り組んでも、うまくいきません。
男性がマッチングアプリで疲れた時の対処法
この章では、男性に向けたマッチングアプリ疲れ対策を紹介します。
写真を変える
男性の多くは「プロフィール画像」で損しています。
表情がない、背景が汚い、暗い、顔がドアップすぎるなど、プロフィール画像の魅力がないために、貴重な女性からの「いいね」を逃していた…なんて可能性も。
理由は簡単で、女性に比べて自撮りやプリクラを含めた「写真を撮る」文化が希薄なため。一人で写っている写真といえば、居酒屋で酔っているときの自分か、職場で無表情の顔をした自分くらい…という方も多いのでは。
おすすめは、ちゃんとしたカメラで、屋外で撮ってもらうことです。詳しくは以下の記事で紹介しています。
婚活でモテる写真は?撮り方のコツとNG写真
自分を磨く
外見を良くしたいと考えるなら、自分磨きを続けるのがオススメ。
容姿や年収といったスペック面ももちろん大切ですが、身だしなみや清潔感といった基本的な部分がさらに大切です。
コミュニケーションスキルも見直してみましょう。会話のキャッチボールを、相手を尊重しながらきちんとできるかどうかが大切です。
自信がなければ、他人にアドバイスしてもらうのも手です。詳しくは以下の記事で紹介しています!
婚活男性必見!モテない理由と結婚するために必要な10のステップ
メッセージではなく電話を打診してみる
メッセージのやり取りが続かなくて疲れた、という皆さんは、電話を試してみてはどうでしょうか。
電話であればより短時間に多くの情報交換ができますし、返事を待つ必要はありません。マッチングアプリからLINEなどのSNS交換にもスムーズに繋げられます。
女性がマッチングアプリで疲れた時の対処法
ここからは、女性に向けたマッチングアプリ疲れ対策を紹介します。
相手を絞る
まずは、「マッチングした相手全員とやり取りしない」という方針をしっかり持つべきでしょう。
申し込んできた人全員に誠実に対処しようとすると、名前とプロフィールを覚えるだけで大変すぎて疲れてしまいます。一方で1人だけとやり取りするのも、効率が悪く、オススメしません。
ある程度プロフィールや写真で絞り込み、やり取りする相手は4,5人程度にしておくのがオススメです。「いいね」が多すぎる場合は、プロフィール画像から自分の顔を消す、自己紹介文を減らすなどの工夫で、ある程度「いいね」を減らすことが可能です。
婚活、恋活に焦らない
上記に関連して、婚活、恋活に焦らないことも大切です。
婚活に焦るあまり、多くの人と同時進行でやり取りしてパンクしてしまう…というのも「マッチングアプリあるある」。そうではなく、自分のペースをしっかり保つことで、相手に自分だけの良さをしっかり伝えることを意識してください。
有料モードを試してみる
無料モードでは使えない機能が「マッチングアプリ疲れ」に役立つ場合があります。たとえば「ペアーズ」では女性が基本無料ですが、課金することでメッセージの返信率が高い男性を絞り込んだり、メッセージに既読がついたかどうかがわかったりする仕組みがあります。
男性からの返事が来なくて疲れた…けど、マッチングアプリは続けたい…そんな女性なら、試してみるのもアリでしょう。
マッチングアプリで婚活する時の注意点は?
さまざまな異性とのやり取りが発生するという特性上。どうしても疲れを感じてしまいがちなマッチングアプリでの婚活。
注意点やデメリットは多々あります。実際にマッチングアプリで婚活する場合、どういった点に注意すればいいのでしょうか?
遊び目的、詐欺や業者に注意
最も注意すべきは、遊び目的。
マッチングアプリには誰でも気軽に登録できるのが魅力ですが、身分証明や独身証明書の提出が必要ない場合があります。
そのため、中には既婚なのに遊び目的で登録する人や、結婚の希望はないけど遊びたいから登録する、という異性もいるので注意が必要です。
また、詐欺や業者にも気をつけましょう。この場合の詐欺とは、結婚詐欺だけではありません。マッチングアプリを使った宗教勧誘や、マルチ商法(ネットワークビジネス、ネズミ講とも言う)の勧誘がありえます。
マッチングアプリは女性無料を謳うサービスが多いため、特に男性側は騙されないように注意すべきでしょう。
優良マッチングアプリを探すなら、以下のサイトも参考にしてみてくださいね。
おすすめのマッチングアプリ15選を見る>
まとめ
今回は、マッチングアプリでの婚活に疲れてしまう原因と対処法について詳しく紹介してきました。
マッチングアプリで婚活するときは、
l 良い人になりすぎない
l 高望みしすぎない
l 一度に3人以上とやり取りしない
の、3点を意識すると疲れにくくなります。
マッチングアプリは婚活にも活用できる便利なサービスですが、その手軽さゆえ手間や時間がかかり、婚活疲れを引き起こしてしまいがちです。
マッチングアプリの多くは女性が売り手、男性が買い手になるため、女性は「やらなくても良いことを決めて仕組み化する」男性は「質の良いマッチングのために工夫する」ということを意識してみてください。
婚活疲れを引き起こしてしまわないよう工夫しながら取り組むようにしましょう。
望月 昭男
サンマリエ結婚カウンセラー(仲人)
カウンセラー歴25年
マッチングアプリで疲れないコツは、ズバリ「期待しすぎないこと」です。婚活疲れに共通するのは、システムや相手に期待しすぎてしまうあまり、うまくいかない時に反動が来てしまうケースです。実際に会い、デートを重ね、お互いの気持ちを確認するまでは、一線を引いておくことを心がけると良いでしょう。