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何歳差からが年の差婚?男女両方の目線で年の差婚のメリット・デメリットを紹介

何歳差からが年の差婚?男女両方の目線で年の差婚のメリット・デメリットを紹介

【記事公開日】2021/8/24
【最終更新日】2024/1/17

一口に「年の差婚」と言っても、一体どれくらい年齢が離れていたら年の差婚と言うのか疑問に思っている方もいるでしょう。また、年の差婚ならではのメリット・デメリットも、どのようなものがあるのか知りたいはずです。

そこで今回は、年の差婚に関する統計データを踏まえながら、年の差婚の現実やメリット・デメリットについて解説していきます。

あわせて年の差婚に向いている人の特徴もお話ししますので、「歳が離れた人に魅力を感じる」「年の差婚に興味がある」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

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年の差婚の定義とは

年の差婚とは、一般的にどのくらいの年齢差の結婚を指すものでしょうか?

実は、年の差婚における厳密な定義は存在しません。
人によって5歳差でも年の差婚と感じる人もいれば、12歳差や一回り違うのが年の差婚だと言う人もいます。

年の差婚の現実

では、具体的にどのくらいの人が年の差婚を希望しているのでしょうか?

以下は、国立社会保障・人口問題研究所における「未婚者が希望する結婚相手との年齢差の構成(2015年度)」のデータです。

男性(未婚者)が希望する年齢差

1位:同じ歳(41.8%)
2位:1~2歳年下(14.9%)
3位:5~6歳年下(14.4%)
4位:3~4歳年下(13.6%)
5位:7歳以上年下(8.5%)
6位:年上(6.7%)

女性(未婚者)が希望する年齢差

1位:1~2歳年上(29.6%)
2位:同じ歳(28.4%)
3位:3~4歳年上(20.6%)
4位:5~6歳年上(11.9%)
5位:7歳以上年上(5.6%)
6位:年下(3.9%)

7歳以上離れた年の差婚の希望者は少ない

こちらの数値を見ると、7歳以上離れた年の差婚を希望する割合は少ないようです。
上記のデータは2015年度のものですが、調査を開始した1987年と比較して最も多く変わった数値は男女共に「同年代を希望する割合」です。
男性は+33.1%、女性は+19.5%とどちらも大幅に数値が増えており、現代において年の差婚希望は少数派であることが分かります。

年の差婚のメリット・デメリット

年の差婚を希望する割合は少なくとも、年の差がある相手を好きになってしまうことや、最初から年の離れた相手との結婚を希望する人もいます。 

ではここから、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

女性からみた年上男性との年の差婚

女性からみた年上男性との年の差婚のメリットには、「経済的な安定感がある」「尊敬できる」「リーダーシップがあり頼れる」があります。年上男性は自分より経験が豊富なため、経済力があり安心感が持てる点が魅力的です。

反対に年上男性との年の差婚のデメリットは、「価値観や生活スタイルが違う」「世代間のギャップがある」「家族計画で相違が出る」などがあります。いずれのデメリットも、年齢が離れており過ごしてきた時代が違うことや、自分より年齢が上であることが原因のため、ある意味仕方のないことかもしれません。

女性からみた年下男性との年の差婚

女性からみた年下男性との年の差婚のメリットには、「若々しい感性を身につけられる」「新たな視点を教えてくれる」「健康に気を付けるようになる」などがあります。自分が若いときに持っていた活気を思い出させてくれるだけでなく、今の若い世代の男性ならではの視点が女性にとっては魅力的に思えるでしょう。
そして、若いパートナーとつり合う女性でいたいと思う気持ちから、自分磨きに取り組むケースも多くみられます。

女性から見た年下男性との年の差婚のデメリットは、「経験の差がある」「未来の不確実性」「社会的なプレッシャー」があります。経験の差はなかなか埋めることが難しいですが、未来については2人でよく話し合い、協力することで解決できそうです。
また、自分が年上であることに負い目を感じてしまい、相手の言いなりになってしまうという人も少なくないようです。

男性からみた年上女性との年の差婚

男性からみた年上女性との年の差婚のメリットには、「経済的に安定している」「知識や経験が豊富である」「包容力がある」などがあります。女性からみた年上男性との年の差婚のメリットと似ていますが、女性ならではの包容力も大きなポイントです。
経済力については、今の女性は男性と同程度のキャリアを持ってる方も少なくないため、結果にうなずけます。

男性からみた年上女性との年の差婚のデメリットは、「価値観が違う」「体力や健康面が心配」「社会的なプレッシャー」などが考えられるでしょう。年の差婚というだけで珍しい目でみられることも少なくなく、さらに女性のほうが年上となると、周囲からは「大丈夫なのか」と言われてしまうこともあるようです。

男性からみた年下女性との年の差婚

男性からみた年下女性との年の差婚のメリットには、「若さと活気を得られる」「優越感をもてる」「健康に関心が出る」などがあります。
年下の女性と同じペースで生活するためには健康な若々しさが必要なため、努力している男性が多くみられます。
また、若い女性を妻にすることを一種のステータスと考える男性にとって、優越感を得られるのもメリットのようです。

男性からみた年下女性との年の差婚のデメリットには、「価値観が違う」「浮気されないか心配」「家族の反応が気になる」といった内容があります。家族の反応については、「歳が離れすぎていてうまくやれるのか」といった心配から、「騙されているのでは」といったものまでさまざまですから、しっかりと対処していかなければなりません。

年の差婚に向いている人とは

では、どんな人が年の差婚に向いているのでしょうか。詳しく解説していきます。

柔軟さがある人は相手の価値観を受け入れられる

相手世代の常識や価値観を受け入れられる柔軟性がある人は、年の差があってもうまくいくことが多いでしょう。

柔軟性がないと、「自分の世代の常識とは違う」「価値観が全然あわない」と思ってしまうため、なかなかうまくいきません。

反対に柔軟性があれば、「こんな常識があったのか」と思えるので、ある意味学んでいるような感覚でいられます。
自分とは全く異なった考え方や習慣などにも「価値観はひとそれぞれ」と考え、相手を否定したり自分の価値観を押しつけたりするようなことはないでしょう。

好奇心が強い人はジェネレーションギャップを感じにくい

自分が知らない世界への好奇心が強い人は、相手の知識や趣味などから得られる情報を新鮮に感じます。

そのため、相手から得られる知識や趣味が自分の年代にはなかったものでも、「合わない」と感じることなく素直に楽しめるのです。中には、同世代の相手と結婚するより知識や趣味が増え、充実した結婚生活を送れる夫婦もいます。

新しいものに懐疑的で、変化を望まない、失敗を恐れるタイプの人は、知らない分野の趣味に対して「興味がない」の一言で終わらせてしまいがちです。それでは相手もつまらなく感じてしまうため、なかなか年の差を埋めることはできません。

社交的な人は年の離れた相手とも良い関係を築ける

年の差婚の場合、自分の家族や友人の年齢層が相手とは大きく異なることがあります。そんなときでも年齢関係なく交流できる社交的な人は、新しい家族や友人からも受け入れてもらいやすいでしょう。

たとえば、年下男性と結婚した女性の場合、相手の友人が自分より年下である可能性がかなり高いはずです。社交的な人は年齢を気にしないため、相手の友人ともうまく交流できますが、内向的な性格の人だと「何を話したら良いかわからない」と悩むかもしれません。

今までの交流の中で、相手の年齢を特に気にしたことがない方や、誰とでもすぐに交流できる方であれば、年の差婚でも上手くいくでしょう。

年の差婚で幸せになるためのポイント

年の差婚の場合、年齢が近い相手と結婚する場合とは少し状況が異なるため、幸せになるためのポイントがいくつかありますのでご紹介しましょう。

将来の子供について話しておく

年の差婚の場合、女性においては子供が産める年齢に限界がありますし、男性も年齢が上がるにつれ、子供ができにくくなることも知られています。また、成人するときにはシニアになっている可能性もあります。
まずは子供の有無についてはしっかりと話合っておきましょう。

「結婚する=当然子供は必要」と思って結婚してしまうと、後からさまざまなトラブルに発展する可能性があります。

また、子供の有無だけではなく、もし子供を作る場合は将来の学費についても話しておくべきです。子供は何人作りたいのか、学費はどのように用意するのかを事前に話しておくことで、安心して子作り・子育てができるでしょう。

経済面の不安に関して解消しておく

結婚生活を続けるには当然ですがお金が必要です。もし経済面で不安があるのなら、結婚前にきちんと話合って解消しておきましょう。

たとえば、どちらかが定年を迎えたときの収入について、そのときになってから考えていては、どうにもならない場合もあります。早い段階でどうするかお互い話し合っておくことで、定年を迎えたときでも安心して結婚生活を続けられるはずです。

年齢差を言い訳にしない

相手と喧嘩になったりすれ違ったりしたときに、「年齢差があるから」という言い訳をお互いしないことは非常に大切です。年齢差があるとわかって結婚した以上、年齢差を言い訳にしないようにしましょう。

年齢差は頑張ってどうにかできるものではありません。年齢差を言い訳にした喧嘩やすれ違いが続くと、解決方法が見つからなくなってしまいます。年の差婚を幸せに続かせるためには、喧嘩をしたときでも年齢差を受け入れる心は忘れないようにしましょう。

まとめ

年の差婚に憧れる人も多いですが、同年代を希望する人が多い中で、相手を探すことに苦戦してしまうかもしれません。
しかし、一方でさまざまなメリットがあるのもまた事実です。

年の差婚の現実を知った上で、今の自分の立場や持っている武器などを踏まえながら今後どのような戦略で結婚を目指していくのか考えていきましょう。

年の差婚の離婚率については、以下の記事で詳しく解説しています。
年の差婚は離婚率が高いの?年の離れた夫婦の現実

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