婚活では当たり前?スピード婚のメリット・デメリットとは
【記事公開日】2021/8/23
【最終更新日】2024/1/22
目次
- 交際開始から3ヶ月以内でゴールイン!スピード婚の定義とは
- マンネリや迷いが少ない?スピード婚のメリットとは
- 結婚のタイミングを逃しにくい
- 早く妊活を始めて、子供を授かれる可能性がある
- 新鮮な結婚生活を過ごせる
- 結婚式の準備期間が短い
- 迷いを吹っ切れる
- 相手をさらに好きになれる
- 結婚後に後悔するケースも…スピード婚のデメリットとは
- 結婚生活についてすり合わせができていない
- 結婚後に大きな欠点が発覚することがある
- 周囲の理解を得にくい
- 結婚式の準備期間が短い
- スピード婚で失敗しないためのコツや注意点
- 価値観が似ている人と交際する
- 相手の本質を見極める
- 自分たちの周りに障害がないことを確認する
- スピード婚を目指すなら結婚相談所も視野に
- 早く結婚したい人が多い
- 相相手の情報を正確に把握したうえで出会える
- 交際期間が決まっている
- 経験豊富なプロにアドバイスしてもらえる
- まとめ
お付き合いをスタートしたと思ったら、あっという間に結婚。周囲の人からスピード婚の報告を受け、びっくりした経験がある方も多いのではないでしょうか。
スピード婚についてのイメージは「運命を感じて素敵」「すぐに離婚してしまいそう…」など、人それぞれ。
この記事では、スピード婚のメリット・デメリット、スピード婚をするための方法をご紹介します。
交際開始から3ヶ月以内でゴールイン!スピード婚の定義とは
交際開始から結婚までの期間はカップルによってそれぞれです。10年以上の交際期間を経てからゴールインするカップルもいれば、出会って数週間で結婚する人たちもいます。
一番多い交際期間は、2年~3年くらいと言われていますが、スピード婚の定義は、交際期間どれくらいまでを指すのでしょうか?
6ヶ月未満をスピード婚と言う人、3ヶ月未満をスピード婚と言う人など、感じ方に個人差がありますが、多くの人は3カ月未満で結婚することをスピード婚と言っています。
3ヶ月未満と聞くと「短すぎるのでは」と思うかもしれません。しかし婚活をしている人の多くは、お互いに結婚相手を探していて、職業や収入、家族構成などのプロフィールを把握しているため「交際3ヶ月」でも違和感なく、ゴールインしています。婚活をしている人が増えている今、スピード婚は決して珍しくありません。
さらに結婚を考えていなかった人でも「この人しかいない」と思える人と出会ったことで、スピード婚をする可能性は充分にあります。
「ある程度の交際期間を経てから結婚すべき」という固定観念に捉われる必要はありません。
マンネリや迷いが少ない?スピード婚のメリットとは
スピード婚のメリットの代表的なものとして「新鮮さが残っているうちに結婚できる」「マンネリ化していないので結婚生活が楽しい」「迷いを吹っ切れる」「相手をさらに好きになれる」があります。それぞれ説明しますので、スピード婚に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
結婚のタイミングを逃しにくい
スピード婚のメリットには、結婚のタイミングを逃しにくいという点があります。交際から結婚までトントン拍子で進めば、倦怠期などを経験せず、勢いがあるままに結婚に進めるカップルが多いのです。
もちろん、長く交際しているからといって必ず倦怠期が訪れるわけではありません。しかし、交際が長く続くと、なんとなく相手との関係がマンネリ化してしまい、倦怠期に入るカップルの方が多いのではないでしょうか。
また、倦怠期はなくても、交際して同性している期間が長くなると、結婚のタイミングを失う可能性もあるのです。結婚しないまま同棲を続けることと、結婚して一緒に住むことの違いがわからなくなる場合も。
結婚のタイミングを逃したくない、ある程度勢いが欲しいという方にスピード婚は向いています。
早く妊活を始めて、子供を授かれる可能性がある
スピード婚のメリットにはもう一つ、早く妊活を始めることで子供を授かれる可能性がある点もあげられます。
やはり、年齢が上がるにつれて子供を授かりにくくなるのは事実です。夫婦ともに子供を望んでいるのであれば、人によっては早めに準備することも大切になってきます。
そうなると、ゆっくりと交際を続けてから結婚するより、スピード婚のほうが早く妊活を始められるでしょう。スピード婚は結婚のタイミングや倦怠期だけでなく、子供を授かれるかどうかにも影響を与えます。
新鮮な結婚生活を過ごせる
仲のよいカップルでも交際期間が長引くにつれ、関係がマンネリ化してしまう場合があります。
あまりにもマンネリ化してしまうと、結婚しても日常生活の延長といった雰囲気で、新婚生活らしいワクワク感やドキドキが味わえず、味気なく感じるかもしれません。
特に同棲していると生活の変化に乏しく新鮮さが感じられないことで、「結婚生活ってこんなもの?」と拍子抜けしてしまう場合も…
スピード婚の場合は、マンネリ化する前の気持ちが盛り上がった状態で結婚するので、結婚後にラブラブムードを楽しめるという魅力があります。
いろいろ大変なことが多い結婚準備期間も、相手にドキドキしている状態だと、むしろ楽しく感じられますよ。
結婚式の準備期間が短い
結婚式の準備期間が短くなってしまうのは、スピード婚ならではのデメリットです。少人数で小規模の結婚式であっても、挙げる場合は式場の予約はもちろん、準備期間もある程度は必要になります。
スピード婚で結婚式を挙げる場合は、結婚式当日までのスケジュールがかなりキツくなってしまう可能性が非常に高いのです。
スピード婚で結婚式を挙げることを考えているのであれば、事前に相手とスケジュールについてよく話合っておきましょう。
タイトすぎるスケジュールで中途半端な式になってしまうことを避けるために、婚姻届けを提出して何ヶ月後に式を挙げるかしっかりと打ち合わせてくださいね。
迷いを吹っ切れる
結婚は人生のなかでも大きな転機なので、あれこれ悩むとキリがありません。結婚してみてはじめてわかることも多いので、考えすぎず勢いで決断することも大切です。
スピード婚のように「数ヶ月で結婚する」と決めてしまうと、必要以上に迷うことがありません。
交際期間が長いと、お互いの欠点が目につきやすくなるので、迷いが増える可能性が高くなります。欠点が全くない人はいないので、欠点に寛容でいられるうちに、結婚するのも方法のひとつです。
特に優柔不断な人の場合「誰と付き合っても結婚に踏み切れない」となりがちなので、スピード婚を目指してはいかがでしょうか。
相手をさらに好きになれる
交際期間が短い分、結婚後に相手の意外な一面を知れるのもスピード婚のメリットです。もちろん欠点を発見することもありますが、より好きになれるポイントも見つかります。
「意外に頼れる」「思ったより天然だな」など、結婚前には気づかなかった部分を知ることで、より愛情が増すケースも少なくありません。
結婚後に後悔するケースも…スピード婚のデメリットとは
スピード婚は、上記のようにメリットがたくさんありますが、デメリットもあります。
代表的な「結婚生活についてすり合わせができていない」「結婚後に大きな欠点が発覚することがある」「周囲の理解を得にくい」について、詳しく解説します。
事前にデメリットを知って対策すれば、幸せな結婚生活を送れる可能性はグッと上がります。恋人と別れるのと比べ、離婚は非常にエネルギーを使います。ぜひ参考にして、後悔のない結婚をしましょう。
結婚生活についてすり合わせができていない
スピード婚では、結婚生活において大切なポイントのすり合わせができていないケースがあります。
大切なポイントの例として「子どもが欲しいか欲しくないか」「親と同居するかどうか」「妻は専業主婦なのか共働きなのか」があります。
共通認識ができていないと、結婚後に食い違いが生まれてしまい「思っていたのと違う…」と後悔してしまうかもしれません。妥協点を見出せなければ、離婚せざるを得ないケースも…。
交際期間がある程度長いカップルであれば、自然に会話のなかで相手の考えを知れますが、スピード婚の場合は、意識的に話すようにする必要があります。
結婚生活は一生の問題なので、将来についてしっかり計画を立てましょう。
結婚後に大きな欠点が発覚することがある
数年間、交際してから結婚する場合は、相手の仕事の状況や金銭感覚、家族関係などについて、日ごろのコミュニケーションを通して把握できます。スピード婚の場合は、交際期間が短い分、相手のことを深く知らないまま結婚して、後から大きな欠点が発覚する可能性が高くなります。
よくある例としてあげられるのは「実は定職に就いていなかった」「多額の借金がある」「家族関係が悪い」など。金銭に関することや家族関係は、結婚生活に直結するので、離婚にもつながりかねません。
交際期間が短いと、相手によく思ってもらいたいという思いから、お互いに欠点を隠す傾向があります。できるだけ会話の機会を増やす、外食の回数やローンといったお金の話をするなど、結婚前に相手について知り、お互いの許容範囲をすり合わせることが大切です。
また、早い段階でお互いの友人と会うのもおすすめです。恋愛感情が盛り上がっていると、相手の欠点や違和感を無意識に見逃してしまうもの。冷静な第三者の視点は、非常に参考になります。
周囲の理解を得にくい
スピード婚をする人は増えてはいるものの、数年の交際期間を経て結婚する方が多数派なので、家族や友人など周囲の理解を得にくい場合があります。
特に親は、お互いをよく知らないうちに結婚することに対して、不安になり反対するケースも…。
結婚後に良好な関係を築くためにも、反対を押し切るのではなく、二人で協力して説得したり、会って話す機会を積極的に設けたり、理解してもらうための努力をしましょう。
結婚式の準備期間が短い
結婚式の準備期間が短くなってしまうのは、スピード婚ならではのデメリットです。少人数で小規模の結婚式であっても、挙げる場合は式場の予約はもちろん、準備期間もある程度は必要になります。
スピード婚で結婚式を挙げる場合は、結婚式当日までのスケジュールがかなりキツくなってしまう可能性が非常に高いのです。
スピード婚で結婚式を挙げることを考えているのであれば、事前に相手とスケジュールについてよく話合っておきましょう。
タイトすぎるスケジュールで中途半端な式になってしまうことを避けるために、婚姻届けを提出して何ヶ月後に式を挙げるかしっかりと打ち合わせてくださいね。
スピード婚で失敗しないためのコツや注意点
スピード婚は交際から結婚、結婚式まで短い期間で進んでいくため、トラブルによって失敗するカップルは少なくありません。スピード婚で失敗しないためのコツや注意点は以下のようなものがあるので、ぜひこちらも参考にしてください。
価値観が似ている人と交際する
スピード婚を目指す場合は、価値観が似ている人と交際するのがコツです。
実は、結婚後に一番トラブルになりやすいのは、浮気や不倫より価値観の違いによるもの。たとえば、「ご飯を食べると幸せに感じる人」と「食に興味がない人」では、食事に対する価値観が異なります。
その結果、「おいしいものを食べたい」という気持ちと「食べられれば何でもいい」という気持ちがぶつかるため、食事のたびにトラブルが起こる可能性があるのです。
「ご飯を食べると幸せに感じる人」同士で結婚すれば、食事のたびに夫婦で幸せな時間を共有できます。このように、スピード婚を目指す方は、なるべく価値観が近い人と交際することがおすすめです。
相手の本質を見極める
「結婚したら彼の態度が豹変した」という話はよく聞きますが、結婚前に注意深く本質を見極めることで、多少はそのようなトラブルを防げる可能性があります。
交際の段階で少しでも相手の言動に違和感があったり、「あの人と結婚するのはやめたほうがいい」と周囲から反対されるような相手だったりしたら、スピード婚を選ばず、相手をじっくり知ってからにしたほうが良いでしょう。
本質は基本的に変わることはないため、ある程度見抜いておけば、「思った人と違った」といったトラブルは防げるはずです。
自分たちの周りに障害がないことを確認する
自分たちの周りに障害がないことを確認するのも、スピード婚で失敗しないためには重要です。「親に反対されている」「2人で住む家を借りられていない」など、結婚に障害がある場合、急いで結婚したことを後悔する可能性があります。
たとえば、親に反対されたままスピード婚をしてしまうと、結婚式に来てもらえない、縁を切られてしまうなどのトラブルが起こるかもしれません。2人で住む家がなければ、結婚後しばらく別居が続いてしまう可能性も。
障害がある場合は、万が一結婚後に解決できなかったことを考え、ひとつひとつ解決することを優先したほうが良いでしょう。解決に時間がかかりそうな場合は、スピード婚を選ばないことも選択肢として考えてみてください。
スピード婚を目指すなら結婚相談所も視野に
スピード婚をしたいと思っていて、今お付き合いしている人がいないなら、結婚相談所の利用を検討することをおすすめします。
結婚相談所を利用する主なメリットは「早く結婚したい人が多い」「相手のプロフィールを把握したうえで出会える」「結婚相談所によっては交際期間が決められている」「経験豊富なプロにアドバイスしてもらえる」の4点です。
早く結婚したい人が多い
結婚相談所の会員は、ある程度の費用を負担してでも結婚したい、結婚への意識が高い人がほとんどです。出会いがなかったり、仕事で多忙だったりする人が多く、効率的にできるだけ早く成婚したいと考えています。
そのため、交際がスタートすると一気にスピード婚できる可能性が高いのです。
相相手の情報を正確に把握したうえで出会える
スピード婚のデメリットとして、相手について知る時間が足りないことがあげられます。結婚相談所は入会時に、本人確認書類や独身証明書などの提出が必須なところがほとんど。
出会う前に相手の正確な情報を把握できるので、条件がマッチしているか見極めやすく、スピード婚のデメリットを補えます。
「結婚を前提に付き合っているつもりが、相手が既婚者だった」など、トラブルも未然に防げます。
基本情報の探り合いをしなくてもいいので、相手のことをある程度知った上でお見合いできるのが魅力です。
交際期間が決まっている
結婚相談所では効率よく婚活を進めるために、交際期間をあらかじめ決めているケースが多いです。
真剣交際を始めて3カ月~6カ月で成婚というスケジュールなので、結婚を考えていない人に長く付き合わされたり、結婚のタイミングを掴めないまま時間が過ぎていったりするリスクがありません。
経験豊富なプロにアドバイスしてもらえる
仲人型の結婚相談所の場合、経験豊富なプロがサポートしてくれます。スピード婚のカップルを数多く見てきた経験をもとに、相手とのコミュニケーションの仕方や次のステップに進む方法など、成婚のためのアドバイスをもらえます。
自分一人で試行錯誤すると失敗も多く、時間がかかってしまうので、ぜひプロの手を借りて、スムーズに婚活を進めましょう。
まとめ
交際スタートから3ヶ月以内で結婚するスピード婚には、メリットとデメリットがあります。
<メリット>
・新鮮さが残っているうちに結婚できる
・マンネリ化していないので結婚生活が楽しい
・迷いを吹っ切れる
・相手をさらに好きになれる
<デメリット>
・結婚生活についてすり合わせができていない
・結婚後に大きな欠点が発覚することがある
・周囲の理解を得にくい
デメリットをクリアできれば、早期に結婚できるスピード婚は非常に魅力的です。
スピード婚したい方に伝えたい、結婚相談所の魅力。結婚への意識が高い人が多く、相手のプロフィールを事前に把握できるなど、スピード婚に有利なポイントが多数あります。
再木 奈生
シニア産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/ポジティブ心理学コーチ
サンマリエでは、社員教育研修、会員向け婚活セミナー講師として活躍中
スピード婚にはメリットもデメリットもありますが、人によってはメリットの方が多いことがあります。特に物事を決断するのに時間がかかってしまうタイプの方は、考えすぎてタイミングを逃してしまいがち。結婚には勢いも必要です。迷いを吹っ切り一歩踏み出すことで得られる幸せもあるということを経験するチャンスです。