結婚相談所で学歴は重要？高学歴は婚活で有利なのかを解説

婚活している人の中には、学歴が結婚相談所での活動にどのくらい影響するのかを知りたいという方もいることでしょう。
そこでこの記事では、結婚相手の条件として学歴はどのくらい求められているのか､高学歴は婚活で有利なのかなどを解説していきます。

まずは世間の男女が将来の結婚相手に、どの程度の学歴を求めているのかを把握しておきましょう。

ビジネス誌を発行している『プレジデント社』の独自調査によると、独身男性が結婚相手に求める学歴は、「理想は大卒」「妥協は高卒」といった意見が1/3以上を占める結果になりました。
ただ、「学歴はまったく気にしない」といった男性も多く見られます。

一方、独身女性の理想の学歴は
「大卒」43％、妥協できる学歴も「大卒」30.8％がトップとなっています。

このように結婚相手に求める学歴は、男女によって大きな違いがあることが分かります。

※参考データ　プレジデントオンライン

「学歴は婚活に大きく影響する」と考えている方もいるようですが、実際のところ「結婚相手の条件として考慮・重視する割合」では、学歴の優先順位はたいして高くありません。
婚活の際相手に求める条件として学歴はどの程度重視・考慮されているのかを、厚生労働省が2015年に行った結婚と出産に関する全国調査『出生動向基本調査』をもとに見ていきましょう。

結婚相手に求める条件として、最も重視されているのは男女ともに『人柄』です。

男性の場合は76.6％、女性の場合は88.3％もの方が「重視する」と回答しており、人柄は結婚相手に欠かせない条件であることが分かります。
結婚相手は、これから一生添い遂げる相手になるわけですから、このような結果になるのも納得ですね。

人柄に次いで結婚相手に求める条件として重視されているのは、男女ともに『家事・育児の能力』『自分の仕事への理解』です。
家事・育児の能力は男性が46.2％、女性が57.7％。
自分の仕事への理解は男性が41.8％、女性が49.6％と、半数近くの方が「重視する」と回答しています。

こちらも、生涯の伴侶となるべき相手に求める条件としては、納得の結果です。

『学歴』を「重視する」と答えた方は男性が3.7％、女性が10.6％と、『人柄』『経済力』『職業』『容姿』『学歴』『家事・育児の能力』『仕事への理解』『共通の趣味』の8項目の中で、最も低い数値となりました。
「考慮する」の回答では男性が26.9％、女性が44.1％と数値が跳ね上がることから、「学歴は一応気にはするが、結婚相手の条件としては必須ではない」ということが読み取れます。

婚活で大切なのは学歴よりも人柄だということをお伝えしましたが、高学歴の男性を希望する女性も一定数いるようです。
その点から見ると、高学歴男性が結婚相談所で有利だといえるのは、出会いのチャンスが多くなる可能性がある、ということでしょう。

ただし、結婚相手に求める条件で重視されているのは『人柄』ですから、出会いから交際、そして成婚まで進むことができるかどうかはその人次第です。

高学歴の人には結婚相談所もおすすめできます。
有名大学を出ている人向けの結婚相談所もありますし、中には割引があるところも。

また、高学歴で結婚を望んでいるのに独身でいる理由として、出会いにくい環境や積極的に異性にアプローチするのが苦手、など成婚するためにどうしたらいいのかわからないという方もいると思います。

その点、多くの結婚相談所はスタッフに相談しながら活動できるので、婚活をどう進めるかわからないという時にアドバイスをもらえるというメリットがあります。

婚活サービスを選ぶ際には、結婚相談所も検討してみてはいかがでしょうか。
その際は、自分に合ったサポートが提供されているかどうかも、一つの目安として検討すると良いでしょう。

結婚相談所は入会時に「学歴証明書」の提出が義務付けられているところが多いため、相手の学歴を知った上で出会いたいという人は、提出義務のある結婚相談所を選ぶのもひとつの方法です。

結婚相談所の入会審査とは？必要書類も解説

婚活の場面において、最も重視されるのは人柄だということがおわかりいただけたと思います。

もちろん高学歴であることは自身の努力の結果であるため、アピールポイントとしては価値があります。
ただ、それだけでは成婚できるとは限らないのも事実です。

結婚相手に求めるものは学歴だけでなく、「人柄」も重要な要素です。学歴にこだわることなく、出会いのチャンスを増やしていきましょう。