お見合いから結婚までの流れ徹底ガイド
【記事公開日】2019/6/16
【最終更新日】2024/10/29
目次
結婚相談所で活動する前に、悩みがちなのが「お見合いから結婚までどんな流れになるんだろう」ということではないでしょうか。
結婚相談所では独自の流れに沿って結婚まで進めていくからこそ、あらかじめ流れを把握しておけば、安心して婚活に専念することができますよね。
今回は、お見合いから結婚までの流れを5つのステップと共に解説していきます。それぞれのステップごとに行うことをお話していきますので、結婚相談所の活動に不安を感じている方はぜひ参考にしてみてください。
お見合いから結婚までの流れ
結婚相談所では、お見合いから結婚まで以下のステップで進んでいくことが一般的です。
お見合いの準備
お見合いから仮交際(プレ交際)
仮交際(プレ交際)から真剣交際
真剣交際から成婚退会
成婚退会から結婚へ
まず、自分で条件にマッチする相手を探したり、仲人から相手を紹介してもらったりしながら、お見合いに進む相手を探します。
相手と1対1で話すお見合いでお互いに好印象を抱いたら、お試し交際として「仮交際(プレ交際)」に進みましょう。
仮交際で相手の人となりを見極め、「この人と結婚したい」と双方が感じた際に、結婚を前提に交際する「真剣交際」へと関係を変化させます。
真剣交際期間中に、お互いの結婚に対する価値観などを話し合い、「やっぱりこの人と結婚したい」とお互いが思ったら、プロポーズを経て成婚退会です。
成婚退会後は、両家の挨拶や結婚式の準備などを行いながら、結婚まで進めていきます。
では、次章から先ほどご紹介した5つのステップについて、さらに詳しくお話していきましょう。
お見合いの準備
まずは、お相手と初めて直接会って話す「お見合い」を掘り下げていきます。
一般的に、お見合いと聞くと、親戚や上司から異性を紹介されるイメージがあるかもしれませんが、結婚相談所のお見合いは別物です。
自身の希望に沿ってたくさんの会員の中から相手を探すことができますし、仲人がサポートしてくれるところであれば、プロのノウハウとデータによって婚活を進められます。
ここからは、お見合いまでの進め方と当日の服装や身だしなみについてお話しましょう。
お見合いまでの進め方
お見合いまでの進め方は、結婚相談所によって異なります。
【データ検索型】
自分で決めた希望条件をもとに検索、条件の合う方にお見合いや連絡先交換の申し込みをする形式です。
申し込んだ相手からOKの返事が来ると成立となり、お見合いや連絡先交換に進みます。
【紹介型】
人柄や希望などからお互いの相性が良さそうな方を、結婚相談所の担当が選んで紹介する形式です。
いいなと思えばお相手に申し込みができ、OKの返事がくると成立となり、その後お見合いや連絡先交換に進みます。
【イベント型】
結婚相談所では、お見合いパーティーやツアー、ワークショップなど、さまざまなイベントが用意されています。
こういった出会い方の場合、イベント後に連絡先を交換するケースと、担当に好感を持った相手を伝え、お見合いをセッティングしてもらうケースがあります。
まだ、どんな結婚相談所に入会するか決めていない方は、仲人がとことんサポートしてくれる紹介型がおすすめです。
お見合いのマナーやルールについては以下の記事をご覧ください。
お見合いのマナーやルールって?事前準備や当日の流れを踏まえて徹底解説
服装や身だしなみのチェックリスト
お見合い当日は、清潔感のある服装が必須です。
下記に、男女共通、そして男女別の押さえておきたい服装ポイントをご紹介します。
【男女共通のお見合い服装ポイント】
髪型をきちんと整える
香水は控えめにする
靴やバッグをきれいにしておく
服のシワを伸ばしておく
【男性のお見合い服装ポイント】
スーツやネクタイの色合いに気を配る
ひげや鼻毛を整える
ニオイを整える
【女性のお見合い服装ポイント】
落ち着いた色のワンピースやスカートスーツがおすすめ
露出度の高い服装は避ける
ノーメイクや濃すぎるメイクは避ける
男女共に、お見合いの身だしなみは清潔感があり、きちんと感を感じられるものが良いでしょう。
事前に鏡でチェックをしておき、TPOに合わせた服装か、自分に似合っているかなどを判断してみてくださいね。
お見合いから仮交際(プレ交際)へ
お見合い後、もういちど会ってみたい、もう少し相手のことを知りたいと思ったら、交際に進みたいという意志を結婚相談所の担当へ伝えましょう。
相手にも交際意志がある場合、仮交際(プレ交際)へと進みます。
参考ページ➡結婚相談所の仮交際(プレ交際)とは?期間やルール、上手な進め方を解説
お見合い後は日をおかず、なるべく当日中に交際意志の有無を担当に連絡しましょう。
また、専任担当者がいる場合、断る理由をしっかり伝えることで次回の紹介に活かしてもらえることがありますので、専任担当者には理由を詳しく説明しておくと良いですね。
では、仮交際中のチェックリストをご紹介します。
仮交際中のチェックリスト
自分らしくいられる相手と結ばれるように、仮交際中は以下の項目をチェックしておきましょう。
お互いの価値観
将来のビジョン
お互いの家族構成
経済状況
店員さんへの態度
お互いの性格からどんな結婚生活を思い描いているのか、理想の家庭像などを、話し合っておくことが大切です。
また、結婚後はお互いの家族とも話す機会が増えるので、家族構成や関係、同居の有無なども聞いておきましょう。
さらに、幸せな結婚生活を始めるためにも、年収などの経済状況を確認することも忘れないようにしてください。
仮交際(プレ交際)から真剣交際へ
仮交際(プレ交際)では、複数人との交際が可能です。
仮交際中に結婚に進みたいと思う人と出会い、相手も同じように結婚に前向きであれば、1対1の真剣交際へと進みます。
交際期間が定められている結婚相談所では、真剣交際からの期間を指すことが多いようです。
参考ページ➡結婚相談所の真剣交際とは?伝え方やタイミング、交際の進め方を紹介
真剣交際中に結婚についてよく話し合い、お互いの結婚意思が固いようならいよいよ成婚へと進みます。
仮交際中のコミュニケーション
仮交際中は、とにかくたくさんのコミュニケーションをとることが大切です。
ただ楽しくデートを重ねるだけでは、相手と結婚して後悔しないかどうか極められないもの。
率直な気持ちの表現や相手の意見を尊重する姿勢が、信頼関係を築きます。
もちろん、お互いに成人しているからこそいつも直接会える訳ではないと思うので、LINEや電話などを使いながら関係性を深めていくことがおすすめです。伝えづらいことや聞きづらいことも、この期間に確認しておきましょう。
真剣交際への移行タイミング
お互いの価値観や生活スタイルが合致し、将来を一緒に歩む覚悟ができたら、真剣交際へのステップへ進むことを提案してみましょう。
真剣交際に進んだ後は、複数人とお付き合いすることができないので、「この人だ」と気持ちが固まっているかどうかが大切です。
通常、真剣交際に進むタイミングは、デートの回数なら3〜7回、交際期間なら1〜2ヶ月程度とされていますが、何よりも当事者同士の意思で決めるべきでしょう。
真剣交際がスタートしたら、より深い人間関係を構築できるよう、お互いさらに歩み寄っていきます。
真剣交際の期間と成婚時期について
まず、成婚の定義は相談所によってさまざまです。事前に、担当に確認しておきましょう。中には、真剣交際に入った段階を『成婚』とみなす場合があります。
しかしここでは、真剣交際を経てお互いの結婚意志が固まった段階を『成婚』と定義するケースをみていきましょう。
期間は3か月~6か月の間に設定してあることが多く、必要に応じてプロポーズに向けての後押しがあります。
成婚退会のタイミングはお2人の意思が合ったときが最も重要ですが、しっかりと結婚後のことを話し合っておくことをおすすめします。
お互いの家庭環境や理想の家庭像があるので、簡単にはまとまらないこともあるかもしれませんが、結婚観を共有することはお互いを理解することにもつながります。
もし、真剣交際の期間が定められていない場合でも、真剣交際に入ってからあまり長く相手を待たせないよう、早めに見極めるようにすると良いですね。
家族や友人との関係性
真剣交際中に、お互いの家族や友人と会う機会を作るのがおすすめです。
相手の家族とは、結婚後長い付き合いになるので、結婚を考えているのであれば早い段階で良い関係を構築できるように動いていきましょう。
一方で、パートナーと自分の家族が話すことで、お互いの相性などを確認することもできます。
また、パートナーの友人と友人と交流を持てば、人間関係の一端を知ることも可能でしょう。
これから長く一緒にいる相手を選ぶからこそ、事前に人となりをじっくり確認できる機会を作ることが大切です。
成婚を決断するタイミング
結婚に対する具体的なプランやビジョンが共有でき、経済的な準備も整ったら、成婚に向けての話し合いを進めていきます。
1人の相手と添い遂げるのは大きな覚悟が必要になるものですが、タイミングを逃さないことも忘れてはいけません。
相手に惹かれている段階で、成婚へのアプローチもされている中、「やっぱりもっとじっくり考えたほうが良いのかも…」と悩んでしまうと、なかなか一歩を踏み出すことができなくなります。
交際期間中に相手のことを見極め、結婚へのビジョンが思い描けたら、自分の直感を信じて行動してみましょう。
成婚退会から結婚へ
成婚退会後、結婚までの期間はカップルによって違ってきます。
すぐに入籍するケースもあれば、時間をかけて準備してから入籍というケースもあります。
また、結婚式への考え方も人それぞれです。
結婚式はあげなくても良い
結婚式は2人だけであげたい
親戚や友人を招いて華やかな式をあげたい
このように、結婚式に対する思い入れはそれぞれ違いますし、両家の方針もあるでしょう。
あとから揉めないように、結婚式についても成婚退会前に話し合っておくと良いですね。
新生活の計画と準備
成婚退会後は、住居や家具の選定、結婚式や新婚旅行の計画など、具体的なアクションを起こし始める時期です。
お互いに仕事の傍ら準備に取り掛かるので、どうしても忙しく感じるかもしれませんが、新生活に期待しながら楽しく進めていきましょう。
成婚後もやることは様々だからこそ、2人で話し合いながらやるべきことをリスト化し、共有しておくと漏れがなくなるため安心です
また、貯金や保険などの金銭的な準備も忘れずに行い、新生活を気持ちよくスタートさせましょう。
まとめ
今回は、お見合いから結婚までの流れを5つのステップと共に解説していきました。
ご紹介した流れは結婚相談所によっては違ってくる場合もあります。真剣交際の定義や期間については、活動している結婚相談所に詳しく聞いてみてくださいね。
望月 昭男
サンマリエ結婚カウンセラー(仲人)
カウンセラー歴25年