婚前交渉とは?結婚相談所が婚前交渉を禁止する理由とトラブル実例を紹介
【記事公開日】2019/6/7
【最終更新日】2023/11/7
結婚相談所では、婚前交渉として性交渉など主に4つの行動を禁止していることをご存じでしょうか?
婚活が安心して進められるように設定されたルールだからこそ、破ってしまうと罰則を受ける可能性があります。
今回は、結婚相談所における婚前交渉とは何かということから、禁止される理由や破ってしまったときにどうなるのかをお話します。
そもそも婚前交渉とは?
一般的に、婚前交渉とは未婚のカップルが性交渉を行うこと。
宗教上の問題で婚前交渉を禁止している国もありますが、日本では禁止事項とはなっていないので、恋人同士においてはある程度容認されています。
とはいえ、結婚を前提としない交際での婚前交渉ではしばしばトラブルに発展するケースも。
こういった理由で、婚前交渉を禁止している結婚相談所が多いのです。
結婚相談所が婚前交渉とみなす4つの行動
結婚相談所によって詳細は異なりますが、一般的に婚前交渉につながる行為は禁止されています。
キスは婚前交渉とみなさない結婚相談所が多いですが、事前に会員規約などで確認しておくのが安心でしょう。
では、結婚相談所が婚前交渉とみなす4つの行動について解説します。
性交渉
婚前交渉でイメージしやすいのが、「性交渉」ではないでしょうか。
体の相性も大事と考える男女もいるため、なかには婚活中に良い雰囲気になったら性交渉に進みたい人もいるかもしれません。
しかし、結婚相談所が「男女の性交渉OK」と認めてしまったら、それにともなうトラブルが起こったりと、真剣にパートナー探しができない状態になりかねないため、禁止されています。
宿泊
体の関係にならなかったとしても、宿泊した事実があれば婚前交渉に該当します。
男女が一夜をともにしたことで、性交渉があったととらえられてしまうので、注意が必要です。
宿泊を伴う旅行
宿泊がNGである以上、宿泊がともなう旅行がタブーなのも当然かもしれません。
「日帰りデートの予定が急遽泊まりになってしまった」「遠方まで足を延ばしたら日帰りは無理という結論になった」など、どんな理由でも婚前交渉とみなされることを理解しておきましょう。
同棲
一般的な恋愛から同棲を経て結婚する話は珍しくありませんが、結婚相談所を利用してパートナーを探す場合は同棲NGとなります。
同棲することで相手の性格やライフスタイルをチェックできるというメリットがありますが、結婚相談所を利用するなら成婚・退会後に同棲をスタートさせましょう。
結婚相談所が婚前交渉を禁止する理由は?
結婚相談所が婚前交渉を禁止する理由は、以下の2点からです。
・トラブルを避けるため
・不純な動機の人を入会させないため
婚活中に婚前交渉でトラブルになったという男女も少なくなく、結婚相談所ではトラブルの火種を作らないように婚前交渉禁止というルールを定めています。
また、体目的の人を入会させないためにも、婚前交渉はNGとしているのです。
婚前交渉をするとどうなる?
結婚相談所で婚活中に婚前交渉をすると、以下のようなことが起こり得ます。
・罰則を受けることがある
・成婚したと捉えられることがある
賠償金や強制退会などの罰則を受けたり、お互いに結婚の意思があると判断されて成婚扱いになることも。
成婚したと捉えられた場合は、定められた成婚料を支払って退会しなければいけません。
ルールを守ってパートナー探しをするためにも、婚前交渉に該当する行動をしっかり理解しておきましょう。
結婚相談所で実際にあったトラブル実例
婚前交渉によってどのようなトラブルが起こりうるのか、イメージしておくことが大切です。
ここでは、30代の女性が婚前交渉でトラブルに合ったエピソードを紹介します。
結婚相談所でパートナー探しをしていた34歳の女性Aさん。
笑顔が素敵な自営業の男性Iさんと知り合い交際をスタートしました。
婚前交渉を誘われても規約を思い出してなんとかかわしていたのですが、ある日とうとう断り切れず性交渉を許してしまったそうです。
Aさんは真剣交際だと思っていたので成婚となることを望んでいましたが、Iさんはその後すぐにほかの女性と成婚退会してしまいました。
このエピソードから、AさんとIさんの気持ちにはズレがあったことがわかります。
自分が真剣に交際しているつもりでも、婚前交渉後に関係が継続される保証はありません。
Aさんのように、突然男性からお断りがきて精神的にダメージを受ける可能性もあるので、婚前交渉は断固とした気持ちで断りましょう。
まとめ
今回は、結婚相談所における婚前交渉とは何かということから、禁止される理由や破ってしまったときにどうなるのかをお話しました。
婚前交渉は、誘った方はもちろん受け入れた方も罰則対象になるので、雰囲気に流されることなく、ルールを守って安全な活動を心がけましょう。